人事・採用担当者の「ちょっと困った...」をスッキリ解決!
中途採用を行う際、経験者募集に絞るか、未経験者も可とするかを、いつも迷います。どちらがより効果的なのでしょうか?
採用の成否は、人材マーケットの需要状況と、企業の採用力によります。採用したい人材の需要が非常に高く、完全な売り手市場の場合には、経験者採用の難易度は上がります。未経験者でも教育して事足りるのであれば、未経験者採用をおすすめします。
ただ気をつけなければならないのが、未経験といっても業務経験・業界経験・社会人経験等様々あり、そのレベルにも幅があるということ。採用する側と応募する側にその温度差があると、未経験者を募って多くの応募者に会ったものの、結局採用できなかったという事態に陥りがちです。
まずは社内で、採用する人材に最低限必要な経験・能力(Must条件)と、入社後の教育でカバーできる部分(Better条件)を明確にする必要があります。その上で、「経験」が無くても良い場合は、経験に代わって必要となる「能力」があるのかを明確にし、募集情報に明記することで、ミスマッチを防ぎ効果的な採用活動を行っていただけるかと思います。