人事・採用担当者の「ちょっと困った...」をスッキリ解決!
採用市況が厳しく、単に募集するだけでは人材を確保することが難しくなってきました。また、定着率も課題になっています。そこで、地域限定正社員の制度を取り入れて、新たに採用しようと思うのですが、どういった雇用形態なのでしょうか?
「転勤がない」「特定の地域内における配属・異動」といった条件で雇用し、働いてもらう正社員のことを指します。パート・アルバイトではないので、原則定年までの雇用を前提とすることが多いです。
現在、大手企業で導入が進んでおり、「優秀な人材の確保がむずかしい時代、求職者に選択肢を提示し、人材の確保と定着を狙う」「パート・アルバイト募集よりも応募を集めやすい」といった背景があります。
また、日本全体で見た時も「働き方の選択肢」が増え、労働力人口の底上げにつながるのではないかと期待されています。
従業員側としては「転居の心配がない」「長時間かけて通勤しなくてもいい」といったメリットがあります。また、企業側としても「転勤を発令しない代わりに、給与を低めに設定できる」などがメリットに。
ただし、職種や職務が限られてしまうことも多く、長い目で見た時のスキルアップやキャリア形成などはしづらいと言えます。
※地域限定社員の他に、「エリア総合職」「エリア限定社員」と呼ばれることもあります。