人事・採用担当者の「ちょっと困った...」をスッキリ解決!
有効求人倍率が上昇していると聞きます。採用への影響はありますか?
昨年(平成15年)11月の有効求人倍率が、実に6年4ヶ月ぶりに0.74倍に戻りました。前月比で、サービス業(16.6%増)、製造業(13.3%増)、運輸・通信業(10.0%増)、卸売・小売業,飲食店(8.3%増)、建設業(5.8% 増)で増加となっています。
有効求人倍率とは、求職者数に対する求人数の割合ですから、倍率が上がれば、求職者側から見ると選択肢が増え、企業側から見ると採用の難易度が上がることになります。
ただ、有効求人倍率の上昇率は、産業別や地域別といった個々で見る必要はあります。上昇率の高い産業や地域の方が、当然影響を受けます。
地域では、特に東海地区(愛知・三重・静岡・岐阜)が1.04倍となり、平成9年6月以来、約6年半ぶりに1倍台を回復しています。1倍を超えると、数字上でも「売り手市場」となり、よい人材を採用するには、それなりの戦略が必要となってきます。