業務の「困った」をスッキリ解決! 人事労務Q & A
みなさんのご質問をお寄せください

人事労務に関するご質問に、エン事務局がお答えします。

Q

私生活で不祥事を起こした社員を懲戒処分にできますか?

社員が私生活で不祥事(たとえば痴漢行為や暴力事件など)を起こした場合、懲戒処分にすることはできるのでしょうか?

A

一般的に懲戒権は、
職場外での職務遂行に直接関係のない行為にまで及ぶものではありません。

しかし、その行為が企業秩序や業務の正常運営の維持に
重大な悪影響を与えると客観的に認められる場合には、
懲戒の対象となり得ます。

その際は、これまでの経緯や当該社員の反省の姿勢、
事業運営への影響などの事情も考慮して、就業規則の定めに従い
適正な手続きで処分内容を決定します。
ただし懲戒解雇とする場合は、特に慎重に検討を行う必要があります。


不祥事を起こした社員が指導的な立場にある場合や
業務の性格上規律遵守が強く求められる場合など、
企業の対外的信用への影響度合いが高く懲戒解雇処分にしないと、
企業秩序や業務の正常な運営を維持できないという状況もあり得ますが、
そこまでの判断がためらわれる場合は諭旨解雇や合意退職を検討する、
または、軽度の懲戒処分にとどめるほうが適当でしょう。

▲