人事・採用担当者の「ちょっと困った...」をスッキリ解決!
面接時には、大変前向きで明るい人柄の印象をもった人材を採用したのですが、2ヶ月で辞めてしまいました。仕事への能力面でも問題はなかったと思うのですが、選考時点や入社後のどのような点を気をつけたら防ぐことができたのでしょうか?
面接時点では、誰もが「最高の自分」を演出します。それが悪いわけでもないので、選考時にちょっと差し引いて考えておけばよいでしょう。
入社後間もなく退職してしまう人の、本人なりの理由で一番多いのは「思っていたのと違っていた」ということです。これは「社風」が合わない、「価値観」が違うことが原因であるようです。
特に、勤務時間や残業のあるなし、休日休暇のとり方など、会社にとってはあたり前になっていることが、応募者からするとカルチャーショックであるケースが多々あります。また、営業方法などの仕事の進め方や決裁の得方などの違いに戸惑う方も少なくありません。
こういった「違い」を事前に知るためには、面接時に前職ではどのような環境にあったのか、勤務時間や残業、休日、仕事の進めかたなどを具体的に聞くとともに、ご本人がそれに対してどのように思っているのかを知っておくことが大切です。
やはり、似た環境にいた方は馴染みやすいです。また、「ぬるま湯だった環境を変えたい」と意気込んで転職される方もあります。しかし、当初本人にその意思があっても、やはり「変わる」ということは、中々大変なことです。こういった方には、入社後1週間後、1ヵ月後位のタイミングで、採用選考した人からフォロー目的で声を掛け、早めに悩みや誤解を解消しておくことによって、リタイヤを防ぐことができるかと思います。