外国人を雇用する際の注意点を教えてください。

外国人労働者を雇用する際の最重要ポイントは、就労が認められていない者を雇入れないようにすることです。

就労の可否についてや、出入国管理法と難民認定法により定められている、在留資格による制限があります。就労できる在留資格に該当するかどうかは、外国人登録証、パスポートの上陸許可印や就労資格証明等により確認が可能ですので、雇用する際には、必ず確認してください。

不法就労の場合、就労者本人に強制退去などの処分が課せられるだけでなく、雇用事業主にも罰則規定の適用（3年以下の懲役または200万円以下の罰金。）があります。

人材紹介会社や人材派遣会社から紹介された人材でも、念のため在留資格、就労資格の適用内容を確認しておきましょう。

また、外国人労働者にも、労働関係の法令はすべて適用されます。雇用の際は、労働条件通知書を交付する必要があります。後々のトラブルを防ぐためにも、日本語のほかに、被雇用者の母国語での通知書を交わされることをお勧めいたします。