人事・採用担当者の「ちょっと困った...」をスッキリ解決!
中途採用の面接の際、退職理由を聞いても「一身上の都合」「個人的な理由で」というような答えで、少しも具体的な話しにならない応募者があります。「プライバシーの侵害」などとクレームを言われずに本音を聞き出すことはできないでしょうか。
このような回答をする時点で「不採用」とされる企業もあるかとは思いますが、経験や実績など、他の点で魅力のある人材の場合には、確かにぜひはっきりさせたいところですね。
まず、「ということは、給与など待遇面でご不満があったのですか」などと、一度軽く限定質問を投げかけて「Yes」がとれれば「よろしければ、もう少し具体的にお聞かせいただけますか」というように、話しを進められることをお勧めします。いわゆる「なぜですか」というような拡大質問より、ある事を当て馬的に指して聞く限定質問の方が、答えやすくなるので、特に他意のない方であればこれをきっかけに話していただけるかと思います。
しかし、限定質問を投げかけた時点で「どうしても答えなくてはならないのですか」というようになるのでしたら、「では話題が変わりますが、退職の件を会社に話された際、退職はすぐに受理されましたか」など、選考のための評価角度を変えて、再度採用したい人材か否かを見極めることを先にされることをお勧めします。