人事のミカタ エン・ジャパンが提供する
採用担当のためのメディア
3つのポイント
  • お役立ち資料
    ダウンロードし放題!
  • 採用・労務の最新
    情報
    を毎週お届け!
  • 会員限定
    プレゼントも!
ログインはこちら
採用に関する
ご相談はこちら
お問い合わせ
本日のブラボー
ありがとうございます!
よろしければ、一言メッセージをお願いします!
よろしければ、コメントをお願い致します。
改善に向けて対応させていただきます。
そのお悩みに!
人事労務Q&A

人事・採用担当者の「ちょっと困った...」をスッキリ解決!

61 ブラボー
0 イマイチ
Q

鬱病だった人材を紹介した人材紹介会社に、返金は求められますか?

中途採用時に人材紹介会社より「心身ともに健康である」ことを条件に紹介を受け、採用した場合、その方が実は入社前より鬱病の診断を受けており、当社へ入社後、病状が再発し業務に耐えられないと判断した場合、人材紹介会社に対して、紹介時に支払った「紹介料」の返金は求められますか?人材を物に例えることは妥当ではないと思いますが、これが商品なら完全な欠陥品となり返品の対象となると思うのですがいかがでしょうか?

A

まず「業務に耐えられない」という判断についてですが、慎重な手順を踏んで行なう必要があります。もし、鬱病を理由に、ただちに「業務に耐えられない」などの判断を下し、退職勧奨、解雇等を行なうと、「安全配慮義務違反」と「不当解雇」の何れか又は両面のリスクを負いかねません。病状についての判断は、まず産業医の診断等を仰ぐべきです。鬱病対応については、世の中的にセンシティブになっている面がありますので、慎重なご対応、ご判断をおすすめいたします。

一方、人材紹介会社に対しての返金請求ですが、こちらは人材紹介会社との契約条件次第で、基本的には契約に則った返金は受けられるでしょう。ただし、今回の件について、人材紹介会社が「業務に耐えられない」事を予見できる立場にあったにも関わらず勧めた契約であれば法的な観点で交渉する余地があるかもしれませんが、現実的にはそれを立証するのは難しいと思われます。

法的な観点から契約内容を上回る返金要求は困難である可能性が高いので、契約に則った返金以上の対応を望むのであれば、後は人材紹介会社との個別交渉が現実的です。



「人事のミカタ」事務局が、人事・採用担当者のご質問にお答えします。 ご質問はこちら
関連するQ&A