人事・採用担当者の「ちょっと困った...」をスッキリ解決!
相手を追い込む様な形の「圧迫面接」を行うことによる悪影響、企業のリスクも教えてください。
圧迫面接は、昔から一部行なわれていましたが、バブル崩壊後の就職氷河期に増加したといわれています。回答自体よりも、緊迫した状況において冷静な対応がとれるか等、態度についての評価を行なうケースが多いようです。
しかし、業務上、緊迫した状況での対処能力をどうしても見極める必要がある場合以外、圧迫面接の実施はおすすめできません。圧迫面接を行なえば、当然相手は必要以上の緊張状態になりますので、相手の持ち味を引き出せないばかりか、その人の性格やものの見方、考え方を掴むことも難しくなります。
また、圧迫面接を受けた場合、「侮辱された」と感じる応募者も少なくありません。今はインターネットを通じて、あっという間に企業の評判がクチコミで広がります。中途採用はもちろん、新卒採用活動においては、このクチコミが採用活動の大きな障害になるケースもあります。企業イメージを著しく損なうリスクがあります。
少なくとも圧迫面接は、不採用にするような相手には絶対に行なわないことをオススメします。