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サービス残業が常態化!「隠れブラック企業」の該当基準とは?

「隠れブラック企業」という言葉を耳にしましたが一般的にどのような会社が該当するのでしょうか。

A

隠れブラック企業とは、一般的に時短勤務や休暇取得の推進など、従業員に働きやすい制度や理念を掲げている企業でありながら、現場では長時間労働や過酷な労働状況がまん延している、といった実態がブラックであるという企業のことを言います。

元来、度を超えた長時間労働やノルマを課し、業務とは無関係なパワハラ、セクハラなどで肉体・精神を追い詰めるような企業を称して「ブラック企業」と呼んでいました。

しかし、隠れブラック企業の場合、企業として制度は整えているものの、さらに人件費の抑制やコストカットをするため、現場の管理監督者による勤務記録の改ざんや、サービス残業の常態化などが起きることにより、実態がブラック化すると言われ、問題になっています。

厚生労働省では、「過労死等防止啓発月間」の一環として「過重労働解消キャンペーン」を毎年11月に行なっています。重点監督の実施や電話相談も行われますので、ぜひご確認ください。


<監修>-------------------------------------------------------------
手塚伸弥|『人事のミカタ』編集長/第二種衛生管理者/認定心理士
2001年から人材系企業にて求人広告・採用広報ツールなどのコピーライター、クリエイティブディレクターを経て、2014年エン・ジャパン入社。以後、編集長として採用・人事労務・雇用関連の調査や情報発信を行なう。
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