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Q

【ちょっとご相談が…】上司を悩ます「ドッキリ退職」!慰留はできる?

今年に入って、退職する若手社員が増えていて、近頃は「ちょっとご相談が...」とメンバーに声をかけられるだけでドキッとしてしまいます。

特にエースと目される社員からの突然の退職相談は厳しく、慰留したいと思うのですが、何か良い方法はないでしょうか?

A
退職したい本音の理由をきちんと聞き出し、すぐに解決できるものは解決することが、慰留の基本です。

普段から楽しく仕事をしているように見え、活躍している社員の突然の退職報告にドッキリする。経営者や管理職、人事担当者であれば一度は経験したことがあることだと思います。

社員自身の気持ちの決まり具合にもよりますが、以前、人事のミカタにおいて人事担当者向けにした「退職慰留」に関する調査では、退職慰留の成功率は「1%~10%」という回答が最多。つまり、10人から退職相談があれば、1人引き留められるかという確率と言えるでしょう。

とはいえ、何も手を打たなければ成功率は0%。なかなか新しい人を採用することが難しい今、慰留できるものならしたいというのが企業側の本音でしょう。慰留の方法は、以下を参考にしてください。


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退職したい本音の理由をきちんと聞き出し、すぐに解決できるものは解決することが、慰留の基本です。
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まずは退職意向を正面から受け止めましょう。過去の調査では、退職報告の際に4割以上の人が、「本当の退職理由を伝えなかった」と回答しています。

会社に伝えなかった「本当の退職理由」は、「職場の人間関係が悪い」「給与が低い」が最多。また、20代は他の年代に比べて「仕事内容が合わない」「残業・休日出勤が多かった」という回答が多くなる傾向がありました。

なかなか言い出しにくい「本当の退職理由」をきちんと聞き出し、すぐに解決できるものであれば、口約束ではなく、すぐに解決することが慰留の第一歩になります。

たとえば、職場の人間関係が悪いと考える社員であれば、部署変更を早々に検討することを伝えたり、残業など労働時間が長いことが原因であれば、負担が少しでも減るように分担方法を見直すと良いでしょう。


残念ながら、退職の意思が固かった場合でも、「今回の退職理由とは別で」と前置きした上で、会社や仕事、人間関係などへの不満をそれとなく聞き出しましょう。組織をより良くするための意見が欲しい、というスタンスで話を聞けば、胸襟を開いてくれる可能性があります。次の退職者を出さないために情報を集め、対策を考えましょう。

参考にしてください。

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