人事・採用担当者の「ちょっと困った...」をスッキリ解決!
「ジョブ・クラフティング」について教えてください。
「ジョブ・クラフティング(Job Crafting)」は、従業員一人ひとりが仕事の捉え方や業務上の行動を修正することによって、目の前のやらされ感がある仕事を、働きがいのあるものに変容させることです。
その変化により、従業員自身は仕事の満足感や自己効力感を得られ、会社は従業員エンゲージメントの高まりにより生産性や定着率の向上が期待できるとされています。
「ジョブ・クラフティング」が注目されるようになった背景には、仕事の複雑化・組織と従業員の長期的関係性の崩壊・仕事の個業化など、ビジネス環境の変化により、仕事に対してやりがいを持ちづらくなったことが挙げられます。
そのため、「仕事の内容や方法」「人間関係」「仕事の捉え方」を捉え直し、自分で自分の仕事を意義深いものに変えていきます。
ちなみに、よく比較される考え方に「ジョブ・デザイン」がありますが、ジョブ・デザインは、マネジャーまたは組織が主体者となり、働きがいのある仕事を設計し、それを各従業員に割り振っていくため、従業員が主体者になる「ジョブ・クラフティング」とは大きな違いがあります。ぜひ、詳細な内容も下記から参考にして下さい。
※参考 入社後活躍研究所(エン・ジャパン)
「社員の「働きがい」を生みだす『ジョブ・クラフティング』を首都大学東京 高尾教授に聞く」
https://corp.en-japan.com/success/12055.html