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「入社3日で退職決意...」新入社員のスピード退職はどう防ぐ?

時間もお金もかけて採用した新入社員が、入社3日で退職してしまいました。あまりのスピード退職に社員一同驚いておりますが、今後も起こる可能性はあり、防ぐ術があれば知りたいです。

A
早期離職の3つの原因「ギャップ(Gap)」、「リレーション(Relation)」、「キャパシティ(Capacity)」を掴み、対策を打ちましょう。

「まさか我が社でスピード退職が...」

新入社員の早期離職に驚き、SNS上で愚痴を発信する先輩社員が散見される春。
今年も「退職RTA(リアルタイムアタック)」という造語が話題になりました。

早期離職は、社員数が減るという目先の問題以上に、企業に与えるダメージが少なくありません。特に財務的な損失は大きく、入社後3ヶ月で社員1名が退職した場合、採用コストはもちろん研修費・給与も無駄となり、約180万円の損失になると試算されています。

その他、育成に関わった社員や職場のモチベーション低下を招く恐れや、連鎖的な社員の離職につながることもあり、企業にとっては憂慮すべき問題です。


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スピード退職防止は、「ギャップ(Gap)」、「リレーション(Relation)」、「キャパシティ(Capacity)」の把握から。
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(1)「ギャップ(Gap)」とは、入社前に会社に抱いていた期待と、入社後の現実との「乖離」。
 ・会社の雰囲気やルール
 ・同僚や上司のレベル
 ・仕事の質・量、内容、難易度、裁量
 ・給与(賞与)
などが、ギャップを感じて、離職に繋がりやすくなると言われる項目です。

(2)「リレーション(Relation)」は、「直属の上司との関係性」
「上司が忙しく、話しかけづらい...」など、多忙な現場で起こりがちな問題です。新人は上司から適切なサポートが受けられない状態になると離職意向を高めます。入社から日が浅いため、上司と部下の深い信頼関係の構築というより、相談のしやすさ、話しかけやすさが重要になります。

(3)「キャパシティ(Capacity)」は、「仕事量の過多・過少のこと」。
与えた仕事が、その社員のキャパシティよりも「多い」、もしくは「少ない」ことで離職意思に繋がります。

「仕事に慣れていないのに、既存の社員と同じ業務を任されてしまった」、「単純な作業しか任されず、期待されていないのかも」など、本人のキャパに沿わない仕事量を与えたことで起きる問題です。


これら、「ギャップ(Gap)」、「リレーション(Relation)」、「キャパシティ(Capacity)」の頭文字をとって、「GRC」の早期把握とフォローが、早期離職を防ぐポイント。

些細なボタンの掛け違いに早く気づき、該当する「GRC」に対して手を打っていくことで、スピード退職を防いでいきましょう。


より詳しく知りたい方は、下記も参考にしてください。
▼ 入社後活躍研究所「なぜ人は辞めるのか?退職を科学する」
https://corp.en-japan.com/success/16052.html

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