人事・採用担当者の「ちょっと困った...」をスッキリ解決!
自社の中堅社員向けにリスキリングを促したいと思っていますが、困難を予想しています。既にリスキリングに取り組んでいる人たちが、どんな課題や躓きに直面しているのか、先に教えてください。
先日、「ミドルの転職」において、ミドル人材1700人に「リスキリング」についてアンケート調査を行ない、全体の31%が「取り組んでいる」と回答しました。
また現在、リスキリングに取り組んでいる方に、リスキリングに取り組む上での課題を伺うと「学習時間の確保」71%が最多となっています。
具体的な取り組みのエピソードでは、
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●子供が小さいので睡眠時間を削ったり、休憩時間をつぶしたりして時間を捻出しています。(38歳男性)
●リスキリングはすぐに結果が出ることは少ないため、忍耐力と持続力が求められます。就業を終えてから学習の時間を確保する必要があるため、スケジュールの確保も難しい場合があります。(43歳男性)
●年齢を追うごとに新しいことの習得が大変になるので、始めるなら若い頃から継続して取り組んだほうが効率も費用対効果も高いです。年齢が高いと現職の責任も重く、加えて学習時間の確保が大変です。(48歳女性)
●動画コンテンツを倍速で見る・聞くなど、移動やランニングなど合間の時間を利用することが増えました。メール整理をしつつコンテンツを倍速で聞くなど、2つのことを同時にするようになりました。(52歳男性)
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最後に、「リスキリングに取り組んでいない」と回答した方に取り組んでいない理由も聞きました。その回答でも、「時間がない・忙しい」が最も多い結果となっています。
リスキリングへの挑戦・継続には、時間の捻出が鍵を握っていることがわかりました。社員個人の頑張り次第な点ではありますが、企業側からの情報提供などに参考にしてください。
参考:
https://corp.en-japan.com/newsrelease/2022/30662.html