人事・採用担当者の「ちょっと困った...」をスッキリ解決!
弊社のある面接官が「圧迫面接をした」と応募者からクレームがありました。本人にその意図はなかったようなのですが、圧迫面接の内容を教えてください。
圧迫面接に明確な判断基準はありませんが、面接側にそのような意図がなくとも、応募者が圧迫面接であると感じれば圧迫面接となってしまいます。
その中でも、以下のような面接は圧迫面接であると受け取られやすいです。
1.面接で怒鳴る
2.頬杖をつく、興味のなさそうな返事をするといった態度
3.応募者の回答を頭ごなしに否定する
4.答えづらい質問への回答に対して、しつこく掘り下げる
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圧迫面接の意味はある?辞めるべき理由とは?
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「応募者のストレス耐性や、対応力を図ることなどができる」と声高に言う面接担当の方がおりますが、応募者を極度の緊張状態にしてしまうため、本人の本当の持ち味を引き出すことができなくなるリスクの方が大きいです。
加えて、企業イメージの低下や、ネットの口コミなど拡散されることで応募者の減少などが見込まれます。リスクの方が大きく、あまりお勧めできません。
近年は売り手市場にあり、求職者が企業を選ぶような状況になっています。そのため、圧迫面接のような応募者が避けたがる面接を行なうことは、優秀な求職者を逃す要因になりかねません。
また、企業全体の印象低下は、企業の業績などにもかかわる事態になる可能性があります。こうした理由から、最近では圧迫面接を行なう企業は減少している傾向にあります。様々なリスクを見越して、実施しないことをオススメします。参考にしてください。