人事・採用担当者の「ちょっと困った...」をスッキリ解決!
コロナを経て現在、選考辞退が増えていると感じています。
辞退の連絡を受けた際に、思い切って辞退理由を聞いてみたところ「面接官の対応が悪かった」というクレームがありました。
今後、面接官へのマナー指導等を行なっていきますが、応募者が嫌がる点など、教えてください。
面接後の選考辞退が多い場合、担当した面接官の言動や態度が悪かった可能性が考えられます。
応募者は、面接官を「会社の代表者」として見ています。そのため、面接官の態度やマナーがなっていないと「この会社は大丈夫か」と不安に感じ、選考辞退に繋がります。
特に、面接官本人に悪気はなくても、圧迫気味に会話をしてしまったり、応募者の発言を否定してしまうような言動は要注意です。
求職者に実施したアンケート調査で、印象の良くなかったマウント面接官のエピソードをご紹介します。参考にして頂ければ幸いです。
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■ある面接官から「全然違います!」と圧迫気味に言われたことで辞退を決めました。採用担当者は会社の顔となる存在のため、採用担当者の対応が悪ければ、その会社は他にもこんな人材を雇っているんだなと思います。上の人間の質が悪ければ働いている人の質も悪い可能性が高いなと思って辞退します。私たちは選ばれる立場でもあり選ぶ立場でもあるので。(22歳女性)
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■ある企業の一次面接を受けた際、こちらの意見を否定してくるような返答が多い面接官がいました。圧迫面接かのような畳み掛ける質問ばかりで、面接途中に「この人たちとは一緒に働きたくない」と思ったのはこの企業だけでした。その後一次面接通過の連絡がきて二次面接はいつにしますか?と言われたのですが、面接はおろかその人にもう会いたくない気持ちが強く、またそのような人がいる会社で働きたくなかったため辞退しました。 (27歳女性)
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いかがでしょうか。特に、面接官は「人物を見極めてやる」といった意気込みから、上からの態度や言動に繋がってしまうということもありそうです。
対策としては、面接官自身が応募者にどう見られているかを理解することが重要です。面接のロールプレイングを応募者側で体験することや、他の面接官の面接に同席すること、また近年増えているオンライン面接では、面接自体を録画して視聴することも有効です。ぜひ、ご参考下さい。