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突然の「びっくり退職」!社員のキケンな兆候とは?

普段から、楽しく仕事をしているように見え、長く働いてくれている社員から、突然「退職したい」と相談を受けることが立て続きました。社長をはじめ「まさか!?」という反応で、本人に代わるがわる慰留もしたのですが、決意も固くご退職となりました。

今のご時勢、なかなか新しい人を採用することが難しく大きな痛手です。退職を決意する前に見つけて、カバーしてあげられれば良かったのですが、何か退職意向につながる兆候・サインがあれば教えてください。

A
会議での発言が減る、意見を言わなくなる他、社員の日常における微妙な変化が兆候になります。

「まさかあなたが...」と思う人の退職表明はびっくりしますね。

普段から、会社の不平不満を漏らしている社員ならまだしも、高い成果を出しているエース社員や、次代の幹部候補だった若手社員などの緊急離職は大きな痛手になります。

しかし、退職者の日常を改めて振り返ってみると、実に様々な退職兆候を発しているもの。そこで今回は、退職意向につながる兆候例をご紹介します。

【退職意向につながる兆候例】-------------------
(1)ミーティングでの言動が消極的になる
(2)長期スパンでの業務やミッションを受けたがらなくなる
(3)評価に無関心になる
(4)生産性・成果が下がる
(5)上司への報連相が減る
(6)付き合いが悪くなる
(7)欠勤(有給)、遅刻・早退が増える
(8)私用電話で離席が増える
(9)資格取得やプライベートでの用事を優先するようになる

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■(1)ミーティングでの言動が消極的になる
「一見、体調が悪いのかな?」と見逃してしまいそうになりますが、ミーティングでの発言が減ったり相槌が少なくなる等、微小な変化が兆候の一つです。社員の中では、「もうこの会社に何を言ってもムダ」といった諦めに近い心理が働いている可能性があります。

■(2)長期スパンでの業務やミッションを受けたがらなくなる
 (3)評価に無関心になる
 (4)生産性・成果が下がる
「この先退職をするので、長期間の業務は受けたくない」、同じく「退職するのでどんな評価をされても関係ない」などといった気持ちから起こる兆候です。普段、どんどん仕事を受けるタイプの社員が消極的になったり成果が落ちた際や、評価に関してあまり関心を持たなくなった時は、要注意です。

■(5)上司への報連相が減る
 (6)付き合いが悪くなる
「建設的な話が、上司とできない」「今の職場の人と仲良くする必要がない」といった気持ちから起こる兆候です。(1)ミーティングでの消極的な言動に近く、諦めたり割り切った際に起きる兆候です。

■(7)欠勤(有給)、遅刻・早退が増える
 (8)私用電話で離席が増える
 (9)資格取得やプライベートでの用事を優先するようになる
 欠勤等は心身不調の可能性も含めて、見逃せない兆候です。
 また、私用電話での離席は転職活動中の可能性があります。
 仕事よりプライベート重視に変化したと感じられた際も、要注意な兆候です。

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現場から離れた人事担当者では、なかなか気がつかない兆候も多いですが、タイムカードなど勤怠情報の異変から気がつくパターンもあります。

兆候発見時には現場の上長と密に連絡を取り、早めに1on1やケアをしていくことを検討して下さい。

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