人事・採用担当者の「ちょっと困った...」をスッキリ解決!
自分の所属部署に、中途入社の社員や異動者が配属されることに。
受け入れ担当・教育担当になった社員は、まず何をすればよいでしょうか?
中途入社者や異動者に早期活躍してもらうポイントは2つ。「期待されている成果・役割を伝える」こと、「まずはこれまでの経験が活かせる仕事を任せ、自己効力感を高める」ことです。
具体的には、下記のようなステップで進めましょう。
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(1)期待されている成果・役割を伝える
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中途入社者や異動者は「早く成果を出さなければ」とプレッシャーを感じているケースが多いですが、組織の期待に沿った形で努力をしてもらわなければ意味がありません。
まずは、そもそもどんな成果を出すことが求められているのか、新しい部署・上長からの期待や役割を早々に伝え、理解してもらうことが大切です。
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(2)能力を把握する
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現在の実力値を正しく把握することも重要なポイント。
どんなことができるのか、自身の強みはどんな点にあると思っているのか。実際に業務をさせてみたり、ヒアリングを行ないながら、下記の能力を把握しましょう。
その際、その力が「新しい職場でも通用する普遍的な能力」なのか、「今までの会社や仕事でのみ通用する能力」なのかを見極めることが大切です。
●どの会社・仕事でも通用する普遍的な能力
<ポータブルスキル>
→ロジカルシンキング・コミュニケーション能力
マネジメント能力・情報収集能力など
※転職・異動を経ても役立ちやすい、土台となるスキル
●今までの会社や仕事でのみ通用する能力
<テクニカルスキル>
→専門知識や専門能力
→その会社や仕事ならではのやり方やテクニックなど
※転職・異動によって使えなくなり、学び直しが必要になるケースが多い
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(3)まずは前職・前部署での経験を活かせる仕事を任せる
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持っているスキルや知識のレベルがわかったら、
まずはこれまでの経験が活かせそうな仕事を任せましょう。
前述のとおり、中途入社者や異動者はプレッシャーを感じているケースが多いため、成功体験を早く積んでもらい、称賛することで、自己効力感を高めてもらうことが大切です。
ぜひ参考にして、中途入社の社員や異動者の受け入れを実施してみてください。