人事・採用担当者の「ちょっと困った...」をスッキリ解決!
査定・評価の仕方が曖昧で、かえって社員のやる気を削いでいるかもと危惧しています。一般的な評価面談の進め方や、ポイントを教えてください。
評価面談を実施する目的は、成績評価や査定といった話だけではなく、「人材育成」「モチベーション向上」「マネジメント(管理)の改善」があります。
そのため、評価者は、社員と面談をするにあたって評価内容の整理が必要です。評価期間を振り返って、評価する業績・行動・能力などをまとめると共に、想定されるアピールや質問や意見から、フィードバックする内容を準備しておくことが重要です。
一般的な評価面談の進め方は
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(1)アイスブレイク
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(2)面談の目的を伝える
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(3)評価期間の目標を確認する
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(4)部下の自己評価を話してもらう
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(5)上司の評価を伝える
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(6)評価の一致点とズレを話し合う
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(7)今後の課題を明らかにする
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評価面談は、上司が思っている以上に社員自身は緊張しているもの。いきなり評価の話をせず、最近の調子や趣味の話など、アイスブレイクから始めましょう。
また、上司から一方的に話してしまうと、評価を押しつけられたと感じてモチベーションを下げてしまう社員も。社員が「ここは評価して欲しい」というポイントや、「上手くいかなかった理由」など、社員の自己評価を受け止めることから始めましょう。
評価フィードバックでは、良かれと思った指摘でも、社員が納得しなければただの批判となってしまうため注意です。モチベーションを下げるだけの面談になりがちなのは、この部分が原因かもしれません。社員自身の評価を聞いた上で、上長評価とのズレがあれば、課題を的確に共有し、次の行動に落とし込みができるようにしましょう。