人事・採用担当者の「ちょっと困った...」をスッキリ解決!
一般的な企業のメンタル不調者への対応に関して、流れを教えてください。
企業側として、メンタルヘルス不調者への対応をどのようにすべきか、まずはメンタルヘルス対応の流れをご確認ください。
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(1)社員が心身の不調を感じる
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(2)社員自身の自発的な相談、管理監督者からの声掛けにより産業医面談、医療機関を受診
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(3)社員からの休職の申出などを経て休職
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(4)療養
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(5)休職者から職場復帰の申出
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(6)主治医の診断(書)と産業医の意見書から、企業側で復帰を判断
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(7)リハビリ勤務など、職場復帰プログラムに沿って復帰
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(8)復帰後の経過確認、フォロー
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「寝てもすぐに起きてしまう」「疲れが取れない」「食欲がない」といった症状が長引き、仕事のミスや遅刻、欠勤が増えていくことで、社員が不調を自覚します。
結果、病院で診察してもらったら心療内科への通院を勧められてうつが発覚という流れは多く聞かれます。また、上長など管理監督者が遅刻・欠勤などの変化に気づき、通院を促したことで症状がわかり、すぐに休職に入ることもあります。
休職して療養した後、社員から復職の申し出があった場合は、復職可能かどうか企業側で判断します。
復帰後も、半年~1年程度はリハビリ勤務や時短、業務調整や定期的な面談を通してフォローを実施していきます。