人事・採用担当者の「ちょっと困った...」をスッキリ解決!
採用や労務など、人事業務に役立つオススメ本を教えてください。
人事関連書籍やビジネス書は星の数ほど出版されており、本好きな人事や経営者であっても、どの本を読めばいいのか迷うという声も。
そこで、エン・ジャパンの人事業務担当者に「人事業務に役立つオススメ本」をセレクトしてもらいました。実際の人事担当者が選んだ本は、ぜひ読んでおきたい本ばかり。ぜひご参考ください。
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■ HRプロファイリング 本当の適性を見極める『人事の科学』
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須古勝志、田路和也 (著)
出版社:日本経済新聞出版
発売日:2020年5月23日
▼概要(出版社HPより引用)
採用、育成、配置、抜擢――社員の活躍が会社の業績や評判に直結する。これらの打ち手には科学的根拠があるのか。採用時に問題はなかったのだろうか。個人の適性を科学的にプロファイリングし、人事施策を実行するなど、人事に関する疑問や課題に、著者が独自開発したツールをもとに、企業にフィットする「戦略人事」のヒントを提供するもの。「HRプロファイリング=人事を科学する」姿勢を企業が持つことの必要性を説く。
▼こんな悩み・課題をお持ちの人事担当者にオススメ!
採用においての見極めに課題を感じている方にお薦めの書籍です。様々な人事課題が企業には存在すると思いますが、その入り口となる採用の重要性は言うまでもありません。
▼推薦コメント(採用担当・豊田)
活躍者と同様のコンピテンシー(過去の行動事実)を持っている事で評価をするのではなく、変わる事のない性格特性や価値観(本書ではヒューマンコアと呼んでいます)を重要視した採用の方法論について具体的なアドバイスがあり、採用に関わる人事の方は読んでおいて損はない1冊だと思います。
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■ 『エンプロイーエクスペリエンス』
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トレイシー・メイレット / マシュー・ライド (著)
麻野耕司(解説) (著)、和田美樹 (翻訳)
出版社:キノブックス
発売日: 2019年5月30日
▼概要(出版社HPより引用)
「いかに優秀な人材を確保し、その流出を防ぎ、ハイパフォーマンスを出し続けるか」
労働力の売り手市場である現在。優秀な人材の確保、彼らの成長を促す環境作りが、競合との差別化、競争優位の実現のキーとなっています。これからの時代の経営・マネジメント戦略を解説しています。
▼こんな悩み・課題をお持ちの人事担当者にオススメ!
・社員のオンボーディングにお悩みの方
・採用ではついいいところを見せたくなる採用担当の方
・エンゲージメントを高めたいと思っている組織長の方
▼推薦コメント(人事企画担当・南條)
『エンプロイー・エクスペリエンス(EX)』とは、従業員体験のこと。企業を繁栄させるためには、CX(顧客体験)ではなく、EXを大切にすることが大切です。
どうしても、ご入社頂く方には「会社の良いところ」を見せたいかもしれません。ただし、このEXで大切なのは、「その人の期待していた職場体験」と「従業員の主観的な実体験」がどれだけ一致させることができるか?という観点とのこと。耳が痛い話ですね。ではどうすればいいの?というHowまで教えてくれる、とても親切な本です。是非ご自身の会社に置き換えながら、ご一読頂きたいです!
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■ 『連鎖退職』
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山本 寛 (著)
出版社:日本経済新聞出版
発売日:2019年06月11日
▼概要(出版社HPより引用)
ある一人の退職を皮切りに、次々と辞めてしまう「連鎖退職」。どんなきっかけで起こるのか、起こりやすい業界はあるか、効果的な対処は?
最悪、企業を倒産に追いやるその実態を、当事者や人事部への取材から浮き彫りにし、対策を考える。
▼こんな悩み・課題をお持ちの人事担当者にオススメ!
・役職者、会社の人望が厚い人などの退職が発生し、社内に不安な空気が流れていて困っている担当者
・退職に対して、これからどう対応していっていいのかに困っている担当者
▼推薦コメント(労務担当・森田)
連鎖的に退職しやすいパターンを分析し、採用~人事評価~制度の一連の仕組みの中でできる対処法が網羅的にまとめられています。退職した周辺の社員への対処が遅れると、業務負荷が増え、生産性が下がり、結果知らぬ間に突如退職に至ってしまったと取り返しのつかない事態になりかねません。ぜひ自社に置き換えて考えてみるきっかけにしてください!
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■ 『フィードバック入門』
耳の痛いことを伝えて部下と職場を立て直す技術
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中原 淳 (著)
出版社:PHP研究所
発売日:2017年02月17日
▼概要(出版社HPより引用)
多忙を極める現代のマネジャー。今こそ最強の部下育成法「フィードバック」が必要だ。読めば思い通りに部下が育ち、部署の業績も上がる一冊。
▼こんな悩み・課題をお持ちの人事担当者にオススメ!
・部下の指導・育成が苦手なプレイングマネージャーを
抱える企業の人事教育担当者。
・年上部下や育たない若手をどう指導していいかわからないマネージャー。
▼推薦コメント(人事のミカタ 編集長・手塚)
HR関連での研究発表や書籍発行でご存知の方も多い立教大学 中原教授の「フィードバック」に関する本です。
日々の仕事に追われ、部下育成が後回しになってしまうマネージャー層向けに、「フィードバック」の理論と実践を紹介されています。
個人的には、現実逃避タイプ、傍観者タイプなど、成果のあがらない困った部下のタイプ別でのフィードバック例が「いるいる」「あるある」の連続。こうフィードバックすることで軌道修正できるかも、とイメージしながら読み進められました。1on1やMTGで、すぐにでも実践したくなる1冊です。ぜひご参考ください。
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