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Q

「君は必要ない!」上司の発言により退職を決めた社員は「会社都合退職」になる?

現場責任者と従業員が業務の内容の事で口論となり、「君はこの現場に必要ない!」等の言動があったことで従業員側から退職するつもりだと相談がありました。

「ここまで言われて残るつもりはないが、この場合は「会社都合退職(解雇)ですよね?」と言われたのですが、経営者や人事としては解雇するつもりもありません。辞めて欲しくないと思っています。私の認識では自己都合退職ですが、会社都合退職とみなされる場合もあるのでしょうか?

A
まずは原因究明と再発防止の徹底をし、本人を慰留することをお勧めします。

まず、今回退職の話になっていますが、現場責任者の方には解雇に関する人事権はあるのでしょうか。

人事権もなく、単なる口論の末に「君はこの現場に必要ない!」等の発言は、パワーハラスメントにも該当する行為とも考えられますので、会社として双方の意見を聞き、原因究明と再発防止に努めるべきではないでしょうか。

「経営者や人事としては解雇するつもりはない」ということであれば、なおさらです。必要に応じて当事者(現場責任者と従業員双方)への懲戒も検討してください。

会社として、やるべきことをやり、本人を慰留した上で、それでもなお本人が退職を希望するのであれば自己都合退職と言えます。しかし、会社側が何もせずにこのまま退職に至っては、「会社都合退職(解雇)」と言われても反論もできませんし、トラブルが拡大するだけです。

ですので、まずは原因究明と再発防止の徹底をし、本人を慰留することをお勧めします。



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