人事・採用担当者の「ちょっと困った...」をスッキリ解決!
新しいハラスメントの種類として、ハラスメント・ハラスメントというものがあると聞きました。意味を教えてください。
「社長、それハラ(スメント)です!」
そんな社員からの指摘に、耳が痛い思いをしたという経営者や管理職が増えています。
背景には、企業に法令順守が強く求められるようになったことや、ハラスメント行為の防止に関して教育や認知が進んだことが挙げられます。
一方、被害者にとって声を上げやすくなった半面、本当に被害者なのか怪しい社員も声を上げてしまうという嫌がらせも発生中。それこそが、ハラスメント・ハラスメント(ハラハラ)です。
たとえば、ある大手企業では、管理職の男性が部下の女性に「お子さん、いくつになったっけ?」と聞いたら、私生活に踏みこまれたと社内の相談窓口に通報された。
仕事の進捗を報告しなかったメンバーを注意したところパワハラと言われたなど、「え?そんなことも?」と思われるような行為でも「ハラスメントと言われてしまうハラスメント」です。
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ハラスメント・ハラスメントの防止策
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職場においてハラハラを防止するには、ハラハラ自体の発生の有無に関わらず、管理監督者を含むすべての社員に対して、まず「どのような言動がハラハラや他のハラスメントになるか」を周知すること。
さらに「自社がハラスメント全般を許さないという方針をとっていること」「ハラスメントに該当する行為を行った場合、どんな処分がありえるのか」を啓発していくことが防止策になります。
特に、「どのような言動がハラハラや他のハラスメントになるか」については、一度周知・啓発すればよいものではなく、継続的に研修等を実施することが大事です。
社内のネットワーク上に啓発文を掲示しているが、社員が知らない、見ていないという企業も散見されますが、掲載の都度、全社員へのメール告知等を実施し、周知していきましょう。