人事担当者が考えるべき、旬のテーマを調査!
今回は、中途採用の採用基準について伺いました。
2014年に中途(正社員)採用を実施した企業は回答全体の86%。採用者の年齢は「25~29歳」が56%、「30~34歳」が52%となり、30歳前後の人材を採用した企業が多い結果となりました。
また、昨年と比較し「応募者が減った」という回答は引き続き多く、さらに「面接設定がしづらくなった」「辞退が増えた」という回答が増加していることから、採用難易度がさらに上昇していることが伺えます。
その中で、採用基準を変更したと回答したのは全体の3割。具体的には「必要スキルの経験年数」「能力」「職歴」を変更したとの回答が多く挙がりました。スキルについては「即戦力が必要なため」と基準を上げた企業がある一方、能力・職歴については、「若手人材に対し業務知識を問わない」「他社募集に対抗するため」と採用基準を下げて、幅広い人材を選考する企業が増えていることが分かりました。
採用基準決めの取り組みとして、社風マッチングを計るシートの作成、現場(募集職種)の意見を多く取り入れ入社後のギャップをなくす、他社とのバッティングに備えて年齢に固執しないなどが挙がりました。採用難易度上昇に伴い、各社基準の見直しや工夫をされているようです。貴社の採用時の参考にしていただければ幸いです。