「活躍人材」を増やすために、企業が出来ること 【PAGE3】取り組み次第でこんなに変わった!「採用選考」編
前ページでは、中途者の定着・活躍のために「採用選考時」に他社が行なっている施策についてご紹介した。この取り組みは、いずれも有効なものばかりだ。いずれも、取り組んでいる企業のほうが取り組んでいない企業に比べて定着率・活躍率ともに高いという結果が出た。そのなかでも、定着率や活躍率に大きな差が見られたものがあるので紹介したい。

まず、「定着率」に大きな差が見られたのは、以下の取り組みだ。
採用選考時に行なっている取り組み 配属部門の担当者による面接
「配属部門の担当者による面接を行なっている」と答えた企業の定着率が「79%」だったのに対して、「行なっていない」と答えた企業の定着率は「59%」。実に「20%」もの差が生じた。配属部門による面接には求人広告や人事面接では開示しにくい現場情報を伝えられるメリットがある。また、企業と応募者双方が感覚的に「合う/合わない」を判断でき、入社後のギャップが少なくなるのかもしれない。

次に、「活躍率」に大きな差が見られた取り組みを紹介しよう。
採用選考時に行なっている取り組み 候補者の「転職目的」や「やりたいこと」の確認
「候補者の「転職目的」や「やりたいこと」を確認している」と回答した企業の活躍率が「67%」だったのに対して、「確認していない」と答えた企業の活躍率は「36%」。「31%」と、その差は大きく開いた。なぜ、企業が候補者に転職や志望理由を確認するのか。さまざまな理由があるが、そのひとつに転職によって叶えたいことは何かを確認し、それを自社で実現できるかを判断したいという意図が挙げられるだろう。応募者の転職目的や希望を確認している企業のほうが、入社後の活躍率が高いのは納得できる結果だ。

そのほか「社内見学で雰囲気を感じてもらっている」という企業は、定着率・活躍率が総じて高いという結果にも注目しておきたい。
採用選考時に行なっている取り組み 社内見学の実施
前頁で紹介したとおり「社内見学を実施している」と答えた企業は全体の 21%と比較的割合は小さかった。しかし、転職者にとって入社後のイメージが湧きやすかったり、社風を感じられたりと、利点は大きい。可能であれば、内定者に対して実施することをお勧めしたい。