【PAGE1】 中途採用市場、求職者心理の変化は?『求職者データ2011』

中途採用市場の変化は?「今現在」の求職者事情は?

1年以上にわたり続いていた景気回復傾向も、東日本大震災により足踏みを強いられることとなった。ただ、内閣府は8月の月例経済報告において「景気は東日本大震災の影響により依然として厳しい状況にあるものの、持ち直している」と発表しており、今後回復していく見方を示している。

もちろん、依然として電力供給の制約や円高等、景気に影響を与える懸念事項は残っており、今後どのように雇用情勢が変化していくか、注意深く見ていく必要はあるだろう。

今回の特集では転職者1300名を対象に行なった意識調査の結果を元に、「今現在」の求職者事情を探る。昨年6月に行なった同様の調査と比較し、どのような変化があったのかも併せてご覧いただきたい。

(1)「求人広告掲載件数」はどう変化した?[Page1]、(2)「転職理由」はどう変化した?[Page2]、(3)「転職先に求めること」はどう変化した?[Page3]、(4)年代によってどう違う?転職の際、重視するポイント[Page4]、(5)求職者が語る!会社選びで気をつけているポイント[Page5]

まずはじめに、現在の求人市場について把握しておこう。求人情報等に関する調査研究などを行なう、全国求人情報協会の調査データ「求人広告掲載件数等集計結果」をご覧いただく。主要な有料求人情報誌、フリーペーパー、折込求人誌、求人サイトを調査対象としており、求人数を把握するためのひとつの指標となっている。その中でも、ここでは求人サイトのデータをご覧いただこう。

【DATA.対前年比:求人広告掲載件数等集計結果(平成23年6月分)社団法人 全国求人情報協会】2009年2月:-44.1%、2010年2月:31.1%、2011年3月:-2.1%、2011年6月:21.9%

「求人広告掲載件数等集計結果」を見ると、求人件数の対前年比は、2009年の2月を底として徐々に上昇。2010年2月には「31.1%」にまで回復している。東日本大震災が起こった3月には「-2.1%」まで求人数は減少したが、6月には「21.9%」にまで回復していることから求人数の下落は一時的なものであることが分かる。