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Q

年俸制のメリット・デメリットとは?

自社の給与形態の変更を検討しています。
月給制ではなく、年俸制の導入を考えていますが、
従業員のメリット・デメリットを教えてください。

A

年俸制とは、給与の金額を1年単位で決定する給与形態のことです。

年俸として提示された金額を12分割して1/12を月々支給するケースや、
年俸として提示された金額を14分割して1/14を月々支払い、
残りの2ヶ月分を賞与として支給するケースなどが一般的です。


年俸制と月給制の大きな違いは、1年間に支払う賃金が確定していること。
月給制の場合、賞与の金額は会社の業績や個人の成績によって
変動しますが、年俸制の場合は変動することはありません。

従業員にとっての年俸制のメリットは、長期の計画が立てやすいことです。
1年間で最低どれだけ自分の手元に賃金が入るかが事前にわかるため、
ローンの計画などが立てやすいといえます。また、仮に期待されている
成果を残すことができなくても、1年間に支払われる給与は確定しています。

一方、年俸制による従業員へのデメリットは、
1年間で支払われる金額が確定しているということ。
つまり、仮にシンボリックな実績を残したとしても賞与に反映されません。
業績による評価がモチベーションになりづらいといえます。
仮に成果を残すことができなかった場合、翌年の年俸が減少する
可能性も高くなります。

上記メリット、デメリットは、導入の際に従業員に伝えておくべき
事項でしょう。ぜひご参考ください。

コメント一覧
とんかつさん
業種:フード、外食|従業員規模:301~1000名|投稿日時:2017/06/14 14:27
年俸制とは、賃金額を1年当たりで決定する形態を言います。賃金の額は1年当たりで決定されますが、実際には労働基準法24条2項により「賃金は毎月1回以上一定期日を定めて支払わなければならない」とされているため、年俸額を12分割、またはボーナスを含めた14分割された額が毎月支払われるのが通常です。また、年俸は、前年度の業績の評価やスキルなどに基づき決定されます。

メリットとしては労使ともに、人件費・給与が確定していることが挙げられます。
デメリットは、実際は年俸制を導入しても給与が上がりづらい仕組みを取っている会社が多く見られます。

いずれにしろ、明確な評価と報奨ができるかが導入の鍵になるでしょう。

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