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Q

130万円の壁とは何ですか?

パートの従業員の方に「130万円の壁」について相談したいと言われました。130万円以上の年収を避けたいようなのですが、その壁を超えたらどうなるのでしょうか。

A

家族の扶養対象になっている労働者にとって、注意が必要な年収額です。
130万円以上の年収がある場合、「社会保険」でいう「扶養」の範囲を超えてしまいます。

扶養の範囲内であれば「健康保険料」「国民年金」の保険料が免除されています。
しかし年収130万円を超えて扶養から外れた場合、税金以外に健康保険料・国民年金保険料の支払いが必要になるのです。

同じような年収の壁として「103万円の壁」も存在します。こちらは所得税の返還条件となっているため、年収103万円以内で収める働き方を希望する人も多いようです。

103万円の壁を超えた場合でも、配偶者特別控除という制度があるため、税負担が急激に増えるわけではありません。逆に130万円の壁については、超えた瞬間に負担が増えることになります。これにより130万円~150万円の間の年収であれば、収入を抑えた方が得という考えに至るのです。

もちろん働くということは、収入面以外で得るものがありますので、それぞれの壁に対するとらえ方はご本人次第と考えられます。

コメント一覧
さわっちさん
業種:ファッション|従業員規模:101~300名|投稿日時:2015/02/04 14:17
当社では家族手当の設定を健康保険の扶養範囲内(年収130万円)見込みにしているので、この壁がさらに大きくなります。
また、大きな問題として、健康保険の被扶養者および厚生年金保険の第3号被保険者は年収130万円までですが、勤務先の社会保険に入れる基準は年収ではなく、フルタイム従業員の3/4時間以上ということです。このため、ご自身で国民健康保険、国民年金に加入せざるを得ない方もでてきますので、より可処分所得が少なくなったり、未加入、未納になってしまうというケースもあります。

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