みなさんの本音から、人事の「今」が見えてくる アンケート集計結果レポート

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出戻り社員(再雇用)について

退職後、出戻りで再雇用された社員の46%は「男性・30代」
「即戦力」メリットはあれど、「人柄」次第で悪影響の懸念あり
アンケート実施期間:
2016年1月20日(水)~2016年2月16日(火)
有効回答数:
220名

今回は、「出戻り社員(再雇用)」について伺いました。
一度退職した社員を、出戻りで「再雇用したことがある」と答えた企業は、全体の67%。規模別で見ると、従業員「1001人以上」の企業で90%、業種別では「流通・小売関連」企業の87%が、再雇用経験ありと回答しています。

出戻った社員の性別・年代でもっとも多かったのは「男性・30代」46%。ついで「男性・40代」36%。経験のあるミドル人材が再雇用されていることがわかります。

再雇用して良かった点を伺うと、「既存社員への好影響」、「採用・教育コストの削減」というコメントが多数集まりました。しかし、「出戻り社員の人柄」次第で、逆に周囲から反発が起きたと答える企業も。出戻り社員本人の謙虚さや、既存社員への配慮が成否を分けるようです。

今後、出戻り社員を再雇用したいか?という質問には、積極度は違えど、全体の約8割が「再雇用したい」と肯定的な結果になりました。否定派も含め、それぞれの理由もお聞きしていますので、是非参考にしてください。

Q1
貴社では、一度退職した社員を再雇用したことがありますか?
【全体】再雇用したことがある:67%、再雇用したことがない:30%、わからない:3% 【企業規模別】[1~50名]再雇用したことがある:47%、再雇用したことがない:51%、わからない:2%[51~100名]再雇用したことがある:60%、再雇用したことがない:34%、わからない:6%[101~300名]再雇用したことがある:84%、再雇用したことがない:16%、わからない:0%[301~500名]再雇用したことがある:88%、再雇用したことがない:8%、わからない:4%[501~1000名]再雇用したことがある:89%、再雇用したことがない:11%、わからない:0%[1001名以上]再雇用したことがある:90%、再雇用したことがない:10%、わからない:0% 【業種別】[IT・情報処理・インターネット関連]再雇用したことがある:44%、再雇用したことがない:47%、わからない:9%[メーカー]再雇用したことがある:68%、再雇用したことがない:32%、わからない:0%[商社]再雇用したことがある:73%、再雇用したことがない:20%、わからない:7%[不動産・建設関連]再雇用したことがある:70%、再雇用したことがない:26%、わからない:4%[金融・コンサル関連]再雇用したことがある:60%、再雇用したことがない:40%、わからない:0%[流通・小売関連]再雇用したことがある:87%、再雇用したことがない:13%、わからない:0%[広告・出版・マスコミ関連]再雇用したことがある:56%、再雇用したことがない:44%、わからない:0%[サービス関連]再雇用したことがある:81%、再雇用したことがない:19%、わからない:0%[その他]再雇用したことがある:73%、再雇用したことがない:27%、わからない:0%
Q2
貴社では、一度退職した社員を再雇用する制度を設けていますか?
制度として設けている:12%、制度としては設けていない:83%、わからない:5%
Q3
Q1で「再雇用したことがある」と回答した方に伺います。
再雇用した社員の性別・年代を教えてください(複数選択可)
[男性]10代:1%、20代:16%、30代:46%、40代:36%、50代:14%、60代以上:15%[女性]10代:0%、20代:11%、30代:15%、40代:6%、50代:1%、60代以上:2%、
Q4
Q1で「再雇用したことがある」と回答した方に伺います。
再雇用をすることになったきっかけを教えてください。(複数回答可)
在職時の上司からの推薦:59%、在職時の同僚からの推薦:33%、社長・経営陣からの推薦:31%、再雇用制度を使用した応募:8%、在職時の部下からの推薦:3%
Q5
Q1で「再雇用したことがある」と回答した方に伺います。
再雇用後の職種は、退職前と同職種ですか?(複数回答可)
同職種:98%、異なる職種:16%
Q6
Q1で「再雇用したことがある」と回答した方に伺います。
再雇用後の職種は何ですか?(複数回答可)
営業:34%、技術系:34%、事務:20%、専門職:18%、販売:8%、クリエイティブ系:5%、企画:4%、わからない:1%、その他:10%
「その他」と回答された方のコメントより
  • ドライバー・乗務員
  • 警備員
  • 調理
Q7
Q1で「再雇用したことがある」と回答した方に伺います。
再雇用した理由をお聞かせください。(複数回答可)
即戦力を求めていたから:75%、人となりがわかっているため安心だから:65%、本人の強い復帰の意思があったから:46%、経営者・社員からの強い推薦があったから:24%、新規での中途採用が難しいから:17%、スピーディな採用を実施したかったから:16%、採用・教育コストを抑えたかったから:10%、わからない:3%、その他:2%
「その他」と回答された方のコメントより
  • 人材不足
Q8
Q1で「再雇用したことがある」と回答した方に伺います。
再雇用して良かった点、見えてきた課題点をお聞かせください。


良かった点
  • 会社の仕組み、社員のひととなりがわかっており即戦力となった。本人も一旦退職した負い目もあり在職社員への挨拶を含め、下手に出たことが良い結果になったと思う。
  • 即戦力となり、実力もあったので配属した部署の他の人員にいい刺激になった。
  • 即戦力であると共に、恩を感じる為か帰属意識が目に見えて高くなり、経営陣の意図を汲み取り、全体へ波及する一助となっている。
  • 出戻りの受け入れ事例が出来たことで、結婚・離婚や夫の転勤などの事情で円満に退職した人が戻り易い雰囲気が出来たように感じます。
課題点
  • 受入れ方、給与設定、配属設定により、周囲とのバランスの取り方に注意が必要。
  • 課題は、再雇用する人物の人柄によっては、周りの反発が起こりえることです。
  • 離職していても、戻ってくると「社歴が長い」と本人が思ってしまい、謙虚さがなくなってしまうこと。
  • 即戦力になったが、やはり短期で退職する者も出てきてしまったので、こちら側の期待を裏切る形になる場合もある。
Q9
Q1で「再雇用したことがある」と回答した方に伺います。
再雇用後の周りの社員の反応はいかがですか?
とても良い:18%、まあまあ良い:58%、あまり良くない:12%、とても悪い:1%、わからない:11%
とても良い回答された方の具体的なエピソード
  • 一度、退社して他の会社を見ているため、在職時よりも会社への忠誠心が強いと感じられる。
  • 「仲間が戻ってきた」という暖かい反応で、やはり再雇用して良かったと思えるケースばかり。
  • 本人の人柄もあると思うが、違和感なく溶け込んでいる。
  • 現場経験の短いスタッフが増えていく中、現場経験を長年経験しているスタッフ(再雇用)は大変貴重である。再雇用後は、リーダー的な存在感を発揮して、同僚からも後輩からも慕われている。
まあまあ良い回答された方の具体的なエピソード
  • そもそも評判が悪いような人を再雇用しようとは思わないので、社員ともうまくやっている。
  • 研修期間が短くて助かると言った声をいただく。
  • 戻ってきた=この会社が良いという喧伝による既存社員の帰属意識向上を感じる。
  • 実力主義の会社なので、特に問題はありませんでした。
あまり良くない回答された方の具体的なエピソード
  • 退職期間中に入社した社員に先輩ぶった態度をとることがあったように聞いた。
  • 不在の間、頑張ってきた社員には、「なんで?」という声が強かった。
  • 再雇用により肩書きが外れると、今まで部下だったものが、再雇用者の上司となり業務の指示をしにくい。
わからない回答された方の具体的なエピソード
  • 特段ネガティブな反応は無い。
  • 一部社員からは「どの面下げて・・・」といった声も聞こえたが、中には帰ってきてくれて助かったという声もある。
  • 特段反応はないと思う。結局再雇用された人の人格によるのではなかろうかと思う。
Q10
出戻り社員の再雇用について、今後の予定をお聞かせください
積極的に再雇用したい:10%、自社に必要な能力があれば再雇用したい:51%、再雇用制度や給与基準など、体制が整えば再雇用したい:8%、在籍する社員が許せば再雇用したい:12%、今後も再雇用する予定はない:7%、わからない:10%、その他:2%
また、その理由を教えてください。
積極的に再雇用したいと回答された方のコメントより
  • 経験がものを言う業種のため。
  • 出戻り社員であれば、事情があって退職した事を考慮すれば、実務的には即戦力として考えられるので積極的に再雇用したいと思います。
自社に必要な能力があれば再雇用したいと回答された方のコメントより
  • 人材を募集してもなかなか応募がなく、円満退社した方であればすぐに業務に適応できると思われるためです。
  • (退職理由にもよるが)在籍時の実績や能力が評価できる、戻ってきてほしいという人であれば受け入れる方針。
  • 余剰人員を抱える余裕はないので、積極的に再雇用することはできないが、欠員が出た場合、すぐに補える再雇用はとても魅力がある。
  • 外を知ると、当社の良いところが見えてくることが多いと思うから。また、再雇用となると本人もそれなりに努力する可能性が高いから。
再雇用制度や給与基準など、体制が整えば再雇用したいと回答された方のコメントより
  • 経験者採用が難しくなっているため。
  • 一度外を見てくるのも勉強のうちであり、外での経験や人脈が役に立つ場合もあるので。
在籍する社員が許せば再雇用したいと回答された方のコメントより
  • 退職理由と再雇用理由次第です。会社側が納得出来る筋の通った理由であれば、再雇用は問題ないです。
  • 受け入れ側の在籍している社員の気持ちを優先したい。
今後も再雇用する予定はないと回答された方のコメントより
  • 退職する前に話し合いして解決したケースはありますが、一度退職した方だと、在籍している社員に対して示しがつかない。
  • 一度退社した場合、以前と同様に社内に溶け込むことは難しいと判断します。
  • 過去、本人の意思で退職したので、一度退職した者は再雇用したくない。
わからないと回答された方のコメントより
  • たまたま、双方の利害が一致したので実施したが、いったん退職した者の再雇用には、その者を知っている社員の対応や影響の方向等、危険が伴う場合が考えられるから。
  • それぞれの退職理由にもよるし、戻ってきたいと言われるタイミングもあるので、「わからない」としか答えられない。
  • 自社に必要な能力を有していれば再雇用したい気持ちはもちろんあるが、既存社員との関係性、特に給与や役職部分で揉めることも想定でき、必ずしもプラスに働くとは考えられないため。

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