【PAGE2】人材を“選抜する”面接から、“魅力を引き出す”面接へ。
次に以下の求職者アンケートをご覧ください。
「面接でアピールしたい事柄があったが、質問されず残念だったという経験はありますか?」という質問に対する回答です。
Q.面接でアピールしたい事柄があったが、質問されず残念だったという経験はありますか?
【ある】52.9%【ない】30.1%【分からない】17.0%
「ある」と回答した方が全体のほぼ過半数という結果になりました。別のアンケート調査を行なった際にも「面接で緊張しすぎた」「経験やスキルをうまく伝えられなかった」と、面接後に後悔したことがある求職者は多いという結果が出ています。転職者は面接のプロではありませんから、面接でその方の等身大の魅力を100%出せているとは限りません。本当は自社で活躍できる人材でも、短い面接時間でその良さを発揮できず、不採用になってしまうというケースもあるでしょう。採用の機会損失を減らすためにも、優秀な人材も、面接でその魅力を100%アピールできるわけではないということを、まずは心に留めておくことが肝心です。

また、上記のアンケートで「アピールしたい事柄を質問されず残念だった経験がある」と回答した求職者は、どのような点をアピールしたかったのでしょうか。参考までに見ておきましょう。
Q.前問で「ある」と回答された方に伺います。 面接で聞いてほしいこと、アピールしたいことは何でしたか?
【前職の仕事内容の詳細】32.7%、【意欲】31.6%、【前職での成果・実績】29.8%、【人柄(長所)】29.3%、【志望動機(入社したいと思った理由)】14.8%、【人脈、ネットワーク】12.5%、【その他】5.2%
1位は「前職の仕事内容の詳細」、2位は「意欲」、3位は「前職での成果・実績」、また3位とほぼ変わないポイント数で4位は「人柄(長所)」となりました。経験者採用であれば尚更、前職での仕事内容や成果について聞いて欲しいと考える転職者は多いようです。より有意義な時間にするために、直属の上司や、募集した仕事に就いている現場スタッフに面接同席を依頼することも有効でしょう。また未経験者採用であれば「意欲」をアピールする時間を設けておきたいところ。求職者が話す時間を増やすことで、面接後の消化不良感がなくなったり、「しっかりと自分を見てくれた」という気持ちを醸成することにつながっていくはずです。
【POINT】・「面接上手=活躍できる人材」ではない。面接官が、人材の隠れた魅力を引き出そう。・面接時、緊張している求職者は多い。話しやすい雰囲気、リラックスできる空間をつくろう。・経験者であれば「過去の経験や実績」を、未経験者であれば「意欲」をアピールできる時間をつくろう。