採用責任者、経営者必見!「派遣スタッフ白書2006」

採用責任者、経営者必見!「派遣スタッフ白書2006」
Page1  変わる派遣の採用環境、その背景に迫る
企業が、女性を中心に派遣やパート等の「非正規雇用」社員の正社員化を進めている。

総務省の労働力調査によれば派遣・パートから正社員に転職した女性は05年に前年比約16%増の22万人となり、正社員から派遣・パートになった女性を上回る逆転現象が調査開始以来初めて生じた(日経新聞4月5日朝刊)という現象まで起きている。

この流れを受け、従来「雇用の調整弁」といわれていた派遣を巡る環境にも大きな変化が起きている。「何社もの派遣会社に声をかけても、こちらの希望の派遣スタッフを紹介してもらえない」そんな声が多数の企業からあがってきているのだ。

そこで、今回、派遣スタッフを巡るこの環境を把握するため、1000人に登る派遣スタッフと100社以上の派遣企業へのアンケートを実施。さらに、こうした派遣スタッフの問題に詳しい2社のコーディネーターの方にお話を伺った。その結果、今回の特集を通じて見えてきた事、それは、来るべき少子高齢化社会の採用の姿の一旦だった。

まず、右のグラフをみていただきたい。これは、派遣スタッフの仕事に対する要望と、現在の派遣の仕事の関係を示したものである。派遣スタッフの希望と企業側のニーズに完全なミスマッチが生まれてしまっているのだ。
目立つ需給のミスマッチ

グラフ上   「企業の派遣会社へのオーダー状況」
~派遣会社100社へのアンケート結果より

グラフ下
 
「派遣スタッフの仕事に対する要望」
~派遣スタッフ1000人へのアンケート結果より

この結果が示すように、「週5日、フルタイム」の派遣スタッフをオーダーしても、なかなか紹介されない時代が到来している。
今回の特集では、派遣をテーマに取り上げながらも、来るべき(いや、既にもうそこに来ている)少子高齢化社会の雇用の姿を考察してみたい。