辞退が発生するのは、①面接前の辞退、②面接後の辞退、③内定後の辞退
辞退が発生するタイミング
上の図は、選考において辞退が発生するタイミングです。書類選考~面接前に発生する①面接前の辞退、面接を行っている段階の②面接後の辞退、採用を決めて内定を出した後の③内定後の辞退が挙げられます。どのタイミングでの辞退が多いのか、求職者に伺いました。
どのタイミングで辞退をしましたか?
グラフ
「面接前の辞退」がもっとも多く63%。ほぼ昨年同様です。一方、3年連続で減少しているのは「面接後の辞退」。「内定後の辞退」も4ポイント減少となりました。応募から面接前までに選考に進むか進まないかの大きな壁があるようです。その理由を探っていきます。
面接前の辞退理由。「応募後に再考し、希望と異なった」「希望に反するスカウトメール」がトップ
面接前に辞退した理由は何ですか?(複数回答可)
面接前の辞退理由
面接前の辞退理由で、一番多くの回答を集めたのは、昨年と同様「応募後に再考し、希望と異なると判断した」、「希望に反したスカウトメール」でした。企業側にとっては、応募後の再考よりも、応募前に検討して欲しいという部分が正直なところかもしれません。 また、スカウトメールに関しては、求職者側から「希望していない業界・職種にスカウトされた」「多くの人に同一の文面を送っているのだとわかるスカウトメールだった」と、不満の声が散見されました。こちらは注意したい部分です。
再考時に、自社(採用)ホームページ・口コミサイトが参考にされています。
求人サイトから応募する企業の「研究(情報収集)」は、どのように行いますか?(複数回答可)
グラフ
以前に行なったアンケートでは、求人サイトから応募した会社の情報収集をする方法を伺いました。応募後の再考時、全体の約8割が「企業HPを確認する」という回答がありました。「企業HP内の採用ページ」は65%。加えて、「口コミサイトや口コミ検索」が59%と、「企業HP」と「口コミサイト」は転職者の重要な情報源であることがわかります。

もし、面接前の辞退が多いと思われている企業は、一度自社のHP、ひいては採用HPの内容を点検してみることをお薦めします。もし、HPがない、HPはあるものの更新がされていないという場合は、要注意。そこから不安になった求職者が辞退(離脱)している可能性があります。採用情報の広報が、求職者の安心と、辞退対策に繋がります。

面接後の辞退理由。「面接で詳しく知った内容が希望と異なった」がトップ
面接後に辞退した理由は何ですか?(複数回答可)
面接後の辞退理由
面接後の辞退理由でもっとも多かったのは、「面接で詳しく知った仕事内容が希望と合わなかった」、「面接で知った勤務地・給与条件が希望と合わなかった」43%となりました。仕事内容・勤務地・給与を、面接で確認すると希望とは異なっていたことから起こっています。 面接に至るまでの情報量の不足や、誤解を生む表現、面接官と人事担当者の認識違いなどが起きている可能性があります。また、会社の顔となる「面接官の言動」のイマイチさも理由として散見されます。
内定後の辞退理由。「勤務地・給与など条件の折り合いがつかなかった」がトップ
内定後に辞退した理由は何ですか?(複数回答可)
内定後の辞退理由
せっかく出した内定。お互いに相思相愛だったのに、、、と思われる人事の方の意表を突く内定後の辞退。その理由の多くは、現実的な部分。「勤務地・給与など条件の折り合いがつかなかった」40%となりました。5人いれば2人の内定者が、条件面で辞退しています。次いで、「社風がマッチしない」、「他社での選考が通過した」という理由が続きました。 求職者の待遇に関するホンネや、自社とのマッチ度、選考状況など正直に話をしていくことが重要になります。

特に「待遇や条件」は、入社を決意するための重要な意思決定要因。求職者からは、「条件が最後の最後に提示される」「条件提示もなく内定取得を促す企業が多々ある」ことに不満の声が上がっています。可能な限り自社の出せる条件を早めに提示しましょう。

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