見えにくい!応募者の「人間性や価値観」を見極める質問例①~⑨
まずは、前頁でご紹介した応募者の「見えにくい特徴」を把握するための質問例です。スキルマッチ重視の面接をしてこられた方の場合、見慣れない質問かもしれません。しかし、応募者のタイプや性格、人間性、価値観といった履歴書や職務経歴書には現れない部分について見極め・把握に有効な質問ばかり。質問の意図も合わせて記載していますので、ご確認ください。
質問1
ご自身の強みは何ですか?その強みを、当社の仕事のどういったところに活かせると思いますか?
【質問の意図】 応募者が認知している自身の強みを聞く質問です。仕事に必要な能力と強みが合致した時、最大限のパフォーマンスが発揮されやすいため、入社後の適材適所の配置を実現する上でも役立ちます。
質問2
プライベートの友人は、あなた自身のことを、どんな性格だと思っているでしょうか?
【質問の意図】 応募者自身が認知している性格ではなく、“プライベートの友人は?”と第三者の評価を聞くことがポイントです。この質問の前に“職場の上司からはどう思われているか”を聞いておくと、さらにこの質問の際に、応募者の“素”が見えやすくなります。
質問3
これまでの人生において挫折したことは?その時、どう対処しましたか?
【質問の意図】 挫折や失敗をした時、その挫折や失敗にどう向き合ったのかを聞くことで、職務適性の有無や主体性、ストレス耐性が見る質問です。
質問4
どのようなマネジメント(管理)方法が、あなたのベストパフォーマンスを引き出すと思いますか?
【質問の意図】 部下として上司や会社に対して、どのようなマネジメントスタイルを希望するかを聞くことで、応募者の資質や人柄を知ることができます。配属予定の上司や先輩との相性を確認するうえでも役立つ質問です。
質問5
前職(もしくは現職)の職場で、ストレスに感じていたことは何でしたか?
【質問の意図】 仕事の上での人付き合いや、仕事量、評価、理想と現実のギャップなど、応募者がどんなことにストレスを感じるタイプなのかを知るための質問です。この質問により、希望している働き方や、自社とのギャップなどにについても知ることが可能です。同時に、ストレス解消法を持っているかも確かめておきたいポイントです。
質問6
退職後にブランクがありますね。なぜですか?
【質問の意図】 前職を退職した後に一定期間のブランクがあるなど、応募者にとって少し答えにくい質問です。ブランク自体が良い、悪いではなく、その理由をしっかりと説明できることが重要です。このような質問をする際は相手に圧迫感を与えないよう配慮が必要となります。
質問7
過去の経験の中(学生時代・社会人含め)で、目標に向かって努力してきたことはありますか?そして、その目標を達成するために具体的にどのような努力をしてきましたか?
【質問の意図】 難易度の高い目標を追いかけ、努力してきた経験があるかどうかを判断する質問です。厳しい経験を前向きに捉え、向き合ってきたかどうかを確認したい時に有効です。労働観が自社にフィットしているかを確認できます。
質問8
今回の転職動機を教えて下さい。次の転職先に期待していることは何ですか?
【質問の意図】 応募者が、自身の意志を持ってキャリアを選択しているか確認する質問。応募者は面接の前に必ずこの質問に対しての回答を用意してきますので、回答から更に深く掘り下げていくことが出来る質問を用意しておく事が重要です。「この条件があったら、現職に残っても良いなと思うものを教えて頂けますか?」、「前職でお世話になった方は誰ですか?その方に相談した際、どう言われると思いますか?」など、本音と建前がある方が多いと思いますので、本音を引き出せるように準備しましょう。
質問9
3年後(もしくは5年後)どのようなキャリアを描いてらっしゃいますか?
【質問の意図】 将来のキャリアの方向性を把握する質問です。入社後3年後のキャリアが、自社でお願いしたいこと、出来ることにフィットしているかを確認できます。より深く応募者の将来的なキャリアを確認していくと、必ずしも自社で実現できることではない場合もあります。その状態で入社に至ってしまうと、ミスマッチや早期退職の大きな原因。だからこそ、自社への志望動機を聞くだけではなく、将来的にどんなことがしたいと思っているのか、他にどんな企業を受けているのか確認しながら、応募者が真に転職で期待していることを把握し、自社に何を期待しているのかを確認していくことが重要です。

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