「働き盛りの社員がある日突然、不調に陥ってしまう・・・」
こういったことが最近増えてきていないでしょうか。
仕事に対するプレッシャー、職場における人間関係、周りからの評価など、あらゆる場面でストレスにさらされている社員。どのような場面でストレスを感じやすいか、社員一人ひとりについて予め把握できれば、予防対策が取りやすくなります。
メンタルヘルス対策で重要なのは、すでに起きてしまったメンタル不調への対処ではなく、ストレス過多を未然に防ぐ予防策。そのために有用なものこそ3Eテストなのです。
今回は、3Eテストを使って、個人や組織のメンタルヘルスケアの取り組みにつなげた事例をご紹介します。
第17回
ストレスを発散することを「ストレスコーピング」と言います。コーピングが上手に出来れば、ストレスを溜め込みすぎることなく仕事に取り組むことが出来ます。ストレスを溜めがちな人と面談した時は、自分でコーピングをする方法を理解しているか確認をすると良いでしょう。
例えば睡眠をしっかり取ることでストレスの発散ができる人に対して、残業が多い環境の場合、解消が出来ないので不調になるリスクは高いという判断もできます。
野口直子