今、企業の人材採用が難しい状態です。市況が良い状態が続いていることに加え、一人ひとりに求められる仕事の内容が高度化していることにより、優秀な人材の奪い合いが続いているためです。
採用活動を行う会社の増加に伴い、求職者の応募数も増えています。そして、応募数の増加に比例して、求職者が選考を辞退することも増えています。採用担当者として優秀な人材、活躍する可能性の高い人材をいかに早く見極め、内定承諾を得て、採用するかが求められています。
今回は、求職者が選考を辞退するポイントである「面接前」、「面接後」、「内定後」における辞退理由の把握と、それぞれの理由にあわせて自体を防ぐための3Eテストの活用法をご紹介します。
第22回
その裏側には自分の適性を活かせる仕事をしたい、ともに成長できる仲間と長く働きたい、価値観の合う会社で活躍したい、という思いがあります。
求職者は本当に自分にあった会社か、自分の特性を活かしてくれる会社か、価値観に共感でき長く活躍できる会社かどうか、充分に検討を重ねて選んでいきます。その過程において少しでも疑問や不安な点があり、他に良いと思える会社があったら、そちらに気持ちが移って選考辞退へとつながります。
企業の採用活動として優秀な人材、求める人材を採用するという目的を果たすためには、求職者の立場から自社が一番フィットする会社かどうか、長く定着して活躍できる会社かどうか、面接などにおいて求職者の疑問や不安をなくし、辞退を防いで、採用成功につなげることも大事です。
今回ご紹介した内容は、選考辞退を防ぐために効果があった事例ばかりです。まず求める人材像や活躍している社員の傾向を把握し、テスト結果から求職者の特性を理解して見極め、自分の会社が活躍できる場所であることを伝えて内定承諾につなげ、入社後に活躍してもらえるよう適性検査をご活用ください。