辞退の心理2012【PAGE5】入社を決めたあの一言、あの行動
これまでは、辞退の理由や辞退を防ぐ対策についてまとめた。一方で、ちょっとした言葉や行動が入社を決意させることもある。このページでは、転職意向者のアンケート結果から「入社を決めたあの一言、あの行動」をご紹介したい。
「これが決め手になって入社を決めた!」という言葉や出来事はありますか?

面接担当の統括部長から直々に評価ポイントを教えていただきました。自分のどのような点を評価してもらえているかを知ると、入社後のイメージが湧き、志望度が高まりました。(24歳 / 女性 / 広告営業)

とにかく応募から面接までの対応が丁寧でした。応募後のお返事が早く、面接前日には確認の電話がありました。会社案内のパンフレットや給料規定・社内カレンダーなどの資料も見せていただき、丁寧に説明してくださりました。(30歳 / 男性 / 管理部門リーダー)

面接で、営業のロールプレイングを行なう機会があり、面接官を相手に営業交渉を行ないました。これまでにない面接スタイルだったので印象深かったです。「この会社面白いな」と思いましたね。結果、入社を決めました。(38歳 / 男性 / メーカー営業)

転職回数をネガティブに捉えず、逆に期待をかける言葉をもらえたことが嬉しかった。(32歳 / 男性 / 不動産営業)

面接の際に交通費を支給していただき、少々驚きました。金額の問題ではなく、好印象を抱いたことは間違いありません。(35歳 / 男性 / 事務)

内定をもらった5社のうち1社だけ、年収が100万円高かった。正直、仕事内容や社風とのマッチ度は二の次になり、この会社に惹かれた。(27歳 / 男性 / WEBディレクター)

面接前に自分の履歴書にしっかりと目を通していただけていたことが、好印象につながりました。(28歳 / 女性 / コピーライター)

経営トップ自らが面接官となり、質疑応答に応じてくれた場合は、会社の本気度が伝わってきます。また、その会社で働くイメージが持てます。(52歳 / 男性 / メーカー取締役)

ベタかもしれませんが「一緒に会社を変えよう」とか「好きにやって欲しい」と言われて。自分が必要とされていると感じ、士気が高まりました。(41歳 / 男性 / 専門商社営業)

人事の方がとても素敵なひとでした。あえて自分の仕事上の失敗談を話してくださり、「そんな時もあったけど、今はこんな風に頑張っている」と伝えられたときに、とても感動し、この会社で働きたいと思いました。(32歳 / 女性 / 営業)


面接官の何気ない一言や対応が、転職者の志望度を高めていることが分かる。給与や待遇、福利厚生などの調整は難しいことも多いが、丁寧な対応や、候補者に期待の高さを伝えることは、すぐにでも取り入れられそうだ。
2回にわたってお送りしてきた「辞退の心理」、いかがだっただろうか。辞退者をゼロにすることは容易ではないが、辞退を減らすために出来ることはある。まずは、雇用情勢が回復し辞退が増えている現状をふまえ、自社の辞退状況を正確に把握することから始めてみてはいかがだろうか。