辞退の心理2012 【PAGE2】面接を受ける前の「面接辞退」が起きる理由は?その対策は?
まずはじめに、「面接を受ける前の面接辞退」の理由について見ていこう。
「面接を受ける前に面接を辞退した」と回答した方に伺います。辞退の理由として当てはまるものを選択してください。
一番多くの割合を占めたのは、「応募後に再考し、希望と異なると判断した」という回答。「希望に反したスカウトメール」、「ネット上でよくない評判や噂を聞いた」がそれに続いた。

2年前の2010年3月に行なった同様のアンケートでは、最も多かった回答が「他社での選考が通過した・内定が決まった」、2番目が「ネット上での評判や噂」、3番目が「面接前に質問したところ希望と異なっていた」だった。今よりも雇用情勢が厳しかった2010年では、他社から内定を得たり、自身の希望と異なることが明確に分かった時に面接辞退が起きていた。一方、雇用情勢が回復傾向にある2012年では面接の案内をもらった後に、もう一度応募企業を吟味する転職者が急増。転職者の希望に反したスカウトメールはより受け入れられにくくなっていることが分かった。

また見逃せないのが、時期に関わらず一定数の割合を占めている「ネット上でよくない評判や噂を聞いた」という回答だ。掲示板に始まり、ブログ、TwitterにFacebookと、個人が情報を発信するツールはここ数年で飛躍的に増加し、多様化している。また、商品を購入する際や飲食店を探す際に口コミ情報を参照することは、もはや普通のことだ。転職活動においても、ほとんどの方が書類選考後にインターネットから情報を収集していると考えるべきだろう。
面接辞退を防ぐには?
転職者の“志望度”を高める工夫を!
企業の担当者は、「自ら応募しているのだから、書類選考を通過すれば、当然1次面接に進むだろう」と考えがちだ。ただ、実際には応募後も転職者は、本当に自分の希望に合う企業なのかどうか見極めを行なっている。つまり、応募した段階ではまだ、“興味がある”程度で、“この会社にぜひ入社したい”という志望動機は形成されていないことになる。

まずは一次面接に進んでもらえるよう、求人情報で充分な情報を開示し、志望度を高める工夫をすることが肝心だ。また、応募後の連絡も出来るだけスピーディーに行ないたい。内定の可能性が高い人材には機械的な対応を避け、“○○○の経験に注目している。ぜひ面接でお会いしたい”とアピールすることも効果的だろう。