なぜ起きる?人事を悩ます選考辞退・内定辞退『辞退の心理2012 前編』

求職者の8割以上が「辞退」経験アリ。選考辞退、内定辞退が増えている?
厚生労働省が3月30日に発表した2月の有効求人倍率(季節調整値)は前月より0.02ポイント上昇の0.75倍。9ヶ月連続の上昇となった。一方、総務省が同日発表した完全失業率は4.5%と前月に比べ0.1ポイント低下。5ヶ月ぶりの改善となった。

雇用情勢が改善すると、求職者にとって転職先の選択肢が増え、企業にとっては採用上のライバルが増えることになる。そんな市場環境が起因してか、最近では「選考辞退が増えた」「内定者に辞退されてしまった」という声をたびたび耳にするようになった。

そこで今回は、2回にわたって「辞退」について考察する。転職意向者約700名が回答したアンケート結果から辞退の実態や、辞退が起きた理由、防止するための対策を考えていきたい。
まずはじめに「辞退の有無」に関するアンケート結果からご紹介しよう。2年前の2010年3月に行なった同様のアンケートと比較し、本当に「辞退」が増えているのかを見ていく。
転職活動において「辞退」をしたことはありますか?
2010年は、辞退したことが「ある」と回答した方が全体の64%だったのに対して、2012年は22%アップの「86%」。驚くべきことに、転職意向者の8割以上が何らかの形で「辞退」を経験していることになる。まだまだ買い手市場だった2010年と比較すると、辞退は格段に増えていると言えるだろう。

多くの企業において起こりうる、応募後の「辞退」。優秀な人材を採用するためには「辞退されない選考活動」を心がけることが重要となる。採用したい人材を確実に入社へと導くために、ぜひ今回の特集をお役立ていただきたい。