【PAGE5】障がい者採用の疑問・不明点を解消!募集・選考に関するQ&A
このページでは、障がい者採用を行なう際の募集・選考・面接に関わる疑問・不明点をピックアップし、解決の糸口を探っていく。
Q.障がい者募集にあたり注意すべき表現などはありますか?
障がい者の方を対象とした求人広告を制作する場合、通常の広告とは違った配慮が必要とされる。相手の立場に立った募集・表現になっているかチェックが必要だ。
解決のヒント
就職差別につながらないよう、職務遂行能力以外の観点で条件を設定しない、というのが基本的な考え方。「障がいの種類や程度」で募集条件に制限を加えたり、歓迎することは避けたい。障がいの程度は人により異なるため、仕事内容を詳細に記載したり、会社の設備を具体的に明記することで、障がい者自身が判断できるように配慮することが望ましい。

また、応募方法として電話だけでなくFAXやメールなど受付方法の幅を広くすることで、障がい者にとっての応募のハードルを低くすることができる。募集に対する問い合わせが入ったとき、スムーズに対応ができるように予め、対応の担当者を決めておこう。
Q.採用面接ではどのようなことを確認したら良いでしょうか?またその際の注意点を教えてください。
「採用面接で障がいのことについて聞いて良いのだろうか?」というのは採用担当者からよく聞かれる疑問の声。「スキルや能力」「意欲」「協調性」など一般的な事項と共に、障がい状況についてはどのように確認すれば良いのだろうか。
解決のヒント
仕事を遂行する上で必要不可欠な場合に限り、障がい状況について確認することができる。ただ、この場合においても、障がいに関する情報は、とりわけセンシティブな情報のため配慮が必要だ。例えば、「配属先や担当業務を決めるため」「職場環境を整えるため」など、障がい状況を確認する理由をしっかりと伝えよう。

障がい状況について尋ねる場合は、職務遂行や職場で生活を送る上で「出来ること」「制限があること」「サポートが必要なこと」の視点で確認すると良い。
Q.障がい者の方を採用する場合、何をポイントに合否を決めたら良いでしょうか?
障がい者採用の場合、採用のハードルを設けず、個々人にあわせて仕事をつくっていく企業が多い。では、どのような点に着目して採用の合否を決めれば良いのだろうか。
解決のヒント
基本的には一般社員の採否の判断ポイントと同様、「仕事への意欲」や「職務遂行能力」「周囲との協調性」などを見てOK。障がいに関しては、その内容や程度だけでなく、「本人が自身の障がいについて正しく理解できているか」「出来ること、出来ないことが分かっているか」「困ったときに自ら周囲にサポートを依頼できるか」などは確認しておきたいポイントだ。
より多くの企業にとって身近な事柄となった障がい者雇用。国の援助機関などを有効活用しながら、経営陣はもちろん社員全員で取り組んでいくことが求められているテーマだと言える。今回の特集を、障がい者雇用の理解を促進する材料として、有効活用していただければと思う。