まとめ3つの切り口から見る、辞退防止のポイント

特集企画
Page5  まとめ 3つの切り口から見る、辞退防止のポイント
有効求人倍率が上昇し、母集団の確保が難しくなっている2006年末。「いかに辞退を防止し、確実に入社してもらうか」は、多くの採用担当者にとって関心の高いテーマとなっている。

今回のアンケート結果から、辞退が少ない企業は、面接で「転職で実現したいこと」、「働く動機」を重視しており、一方、辞退の多い企業は、面接で「前職での仕事内容」、「退職理由」を聞いている傾向が明らかになった。辞退防止のためには選考の意識を未来志向型に変えることが有効なようである。

そこで、辞退防止のポイントを「選考プロセス」、「面接」、「応募者への接し方」の3つの視点から整理してみた。是非、こちらを見ていただきたい。
選考プロセス
選考期間中に気をつけるべきことは?

疑問点はその都度解消し、次の選考ステップまで残さない。企業への不安や疑問点は辞退の大きな原因である。双方納得した上で、選考は進めるべき。

選考期間は早い方が良いのか?

選考期間は、単純に「早ければ良い」というものではない。ただ早いだけの選考は、応募者の不安を招き、内定後の辞退を引き起こしてしまう。

最適な選考期間はどのくらいなのか?

最適な選考期間は1~2週間。応募者のモチベーションを考えても、このくらいの期間がベストである。採用担当者の役割は、応募者のモチベーションを下げないように工夫し、適切な選考期間を用意することである。

面接
応募者が面接で知りたい内容は?

応募者が面接で知りたい情報、就職先を選ぶ上で重視しているポイントは、ともに「仕事内容」である。面接では、「転職で実現したいこと」、「働く動機」についてしっかり説明し、応募者の「仕事内容への不明点」を残さないようにするべき。

面接での質問には、どこまで答えたら良いのか?

面接での応募者は、緊張、遠慮している。面接で聞いてきたことは、知りたい情報の「氷山の一角」である。1を聞かれたら10を答える感覚で。

入社して欲しい応募者が面接に来た時の対応は?

この人を採用したいと思ったならば、その人のファンになるべき。そして、いかにして次の面接を通過するか、納得の上で入社してもらうかを一緒になって考えることが重要。この場合、企業側ではなく応募者側に立った考え方を。

応募者への接し方
辞退を減らす為には、どのように応募者に接すれば良いのか?

辞退の少ない企業は、応募者と1対1の関係を築いている。「何人かの採用候補の中の一人」という接し方では、応募者が離れてしまう。

内定後のフォローとしてやっておくべきことは?

内定後は、メールや電話連絡を頻繁に行い、応募者とのリレーションが途切れないように心がけるべき。応募者とのつながりは、他社から内定者を守るバリアである。

面接内容が不十分であった場合、どうすれば良いのか?

選考中の応募者は不安であり、企業について、少しでも多くのことが知りたいもの。面接で伝え切れなかったことがあれば、些細なことでも面接後にメールで伝えるべき。「情報の量=納得の度合い」である。

企業間の採用競争に拍車がかかり、ますます採用が難しくなる2006年末。今回の特集を貴社の採用成功の一助としていただきたい。
 
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