企業と転職にアンケート!内定辞退と面接の関係性

特集企画
Page3  企業と転職にアンケート!内定辞退と面接の関係性
まずは、「転職者が不足していると感じている情報」と「企業が面接でしっかり説明しているポイント」を比較してみた。ここから、面接で転職者に話すべきポイントが炙りだされるはずだ。
転職者:求人情報について、情報が不足していると感じられる項目は何ですか?(複数選択可)
転職者:求人情報について、情報が不足していると感じられる項目は何ですか?(複数選択可)
転職者のコメント
仕事内容が合わなければ、どんなに給料が良くても続かない。逆に自分に合えば少々、仕事が大変でも頑張れるから。(男性:28歳)
仕事内容が非常に端的に明記されていると、自分が今までしてきた仕事を生かせるのかどうか不安になる。また、新しいことにチャレンジするにしても、自分がその仕事をしている姿を想像することが難しい。(男性:37歳)
転職において収入が減ってでもやり遂げたい仕事があると考えている。応募に際してこの重要な決断をするためのトリガーである情報が絶対に必要。具体的に短期・長期の業務ビジョンなどが分かりやすければ尚助かる。(男性:48歳)
転職者が「不足していると感じている情報」として、「仕事内容」がもっとも大きなポイントを獲得していることがわかった。転職者のコメントにもあるように、応募者は、選考中に「仕事内容」に関する詳しい情報を確認できないと、入社後のイメージに不安を抱くようだ。

では、企業側は、面接で何に力を入れているのだろうか?辞退の増加している企業と減少している企業に分類して集計してみた。
企業:応募者に(面接で)しっかり説明するポイントは何ですか?
企業:応募者に(面接で)しっかり説明するポイントは何ですか?
企業に実施したアンケート結果からも、「仕事内容」を説明することが辞退率の低下に一役買っていることが見て取れる。やはり応募者の「選考中の疑問」を解消する為には、面接で、「仕事内容」をしっかり説明することが効果的なのだ。

次は、応募者が「職場を選ぶ基準」と企業が「面接で必ず確認するポイント」を聞いてみた。まず、転職者の職場選びの基準から見てみよう。
転職者:次に職場を選ぶとしたら、何で選びますか?(複数選択可)
転職者:次に職場を選ぶとしたら、何で選びますか?(複数選択可)
転職者のコメント
給与がいくら高くても、希望する勤務地でも、仕事に満足できない場合には再度転職を考えることになるため。(女性ユーザー)
転職したにもかかわらず、仕事のステップアップができなければ意味がないと思うので。(女性ユーザー)
自分の経験・ノウハウを多いに活かした職務で会社に貢献すると同時に自分でも満足感を持って取り組む事で、人生を有意義に過ごせる。(男性ユーザー)
このアンケート結果でも、「仕事内容」がもっとも大きなポイントを獲得している。転職者が仕事を選ぶ基準として、「給与」と同じくらい「仕事内容」を重視している。

では、企業側は、面接で何を確認しているのであろうか?ここでも、辞退の増加している企業と減少している企業に分類して集計してみた。
企業:応募者に(面接で)必ず確認するポイントは何ですか?
企業:応募者に(面接で)必ず確認するポイントは何ですか?
アンケートの集計結果から、辞退が少ない企業は、面接で「転職で実現したいこと」、「働く動機」を重視しており、辞退の多い企業は、面接で「前職での仕事内容」、「退職理由」を聞いている傾向が明らかになった。

多くの転職者が、面接で「転職で実現したいこと」、「働く動機」をじっくり話し合うことを望んでいる。

先のアンケートで、辞退理由の上位に挙がっていた「選考中の疑問」とは「仕事内容への疑問」であり、応募者にとって「行きたい会社」とは、「転職後の仕事内容に対する疑問がない会社」に重なる。いわば、辞退の減少している企業は「未来志向」の面接を行っており、辞退が増加している企業は「過去志向」の面接を行っている、と言えるのではないだろうか?

最後に、各社が内定辞退を防止する為に取り組んでいる施策を聞いてみた。辞退の少ない企業の取り組みをピックアップしたので、参考にして欲しい。
企業:選考辞退、内定辞退を防ぐ為に、選考中または内定後に工夫していることがありましたら教えて下さい。
選考中の工夫
面接時に納得ゆくまで話をすること。
当社がどの程度、応募者を必要としていて、活躍の場はどのようになっているのかを正確に理解しておいて貰うこと。
ご本人の疑問・不安点がなるべくなくなるような質疑応答を行っている
弊社は現在、他社で就業している方でも入社日を相談し、円満に退社されてからの受入を希望しているため入社が1~2ヶ月先になることがしばしばありますがその空白の間にその後を電話やメールなどで確認したり会社の現状を報告することにより入社前の不安を取り除いたり、最近流行りのSNSを駆使するなどしてフォローをしている。
業務内容だけでだけでなく、会社全体を実際に見せることで、応募者に辞退する前にここで働く気があるか、働けるか、考えさせる。
採用したい人には、時間をかけ詳細を説明し、和んだ雰囲気後にその場で本人の意思確認を行う。従って、内定後の辞退は比較的少ないと思われる。
入社までに期間がある人の場合は、再度来社してもらい、入社までに勉強しておいて欲しいことなどを説明し、そのフォローを含めコミュニケーションをとるようにしている。
次は、[en]社会人の転職情報(現:エン転職)を利用して採用活動を行い、高い入社率を誇る2社にお話を伺ってみた。生のインタビューから内定辞退を防ぐ方法を探っていこう。