「女性は辞める」、「女性に不向きな仕事」は思い込み?
実現できれば良いことづくめの「女性社員」の活躍。しかし、多くの中小企業では自社ではできないと考えているようです。取り組みを行なっていない企業の理由を確認していきます。
貴社が女性社員の活躍・定着に取り組んでいないのは、どのような理由からですか?(複数選択可)のグラフ
なんと、女性社員の活躍・定着に取り組んでいないと回答した企業のうち、すべてが「企業規模が小さいから」という理由を挙げています。「自社は小さく、人員に余裕がないため、結婚・出産で辞めてしまう可能性の高い女性を雇用できない」、「肉体的に厳しい仕事で、女性向けではない」という声が聞こえてきます。
女性のホンネ「家庭と仕事を両立して、長く働きたい」
女性活躍を推進してない中小企業の声として挙がった、「辞めてしまう」、「向いている仕事が無い」という回答は、果たして事実なのでしょうか。正社員として働くことについてのホンネを、働く女性に聞いてみました。
正社員として働く上で、一番気になること・心配なことを教えてくださいのグラフ
調査対象:『エンウィメンズワーク』 ( http://women.en-japan.com/ )利用者
調査方法:インターネットアンケート / 調査人数:20代~40代の女性786名
エンウィメンズワークの女性ユーザー786名への「正社員として働くこと」をテーマにしたアンケートでは、全体の20%が「家庭と仕事、両立できるか気になる」と回答。年代別に見ると、20代から30代、40代に上がるにつれて同項目のポイントが増加しています。また、20代では「希望と違っても、簡単に辞められない」ことを挙げる女性が多く、結婚・出産・育児など変化の起こりやすい年代では会社選びが慎重になる傾向が見て取れます。

特に家族を持つ女性にとって「家庭と仕事の両立」は大きな関心事項。つまり言い換えれば、企業側で「家庭と仕事の両立」に対して配慮できれば、定着し、長く活躍してくれる可能性は高いのです。

また、男職場の典型とも言われる土木業界では、土木女子(通称:ドボジョ)と呼ばれる女性たちが活躍中。タクシードライバーやラーメン店の店長など、女性に人気とは言えない仕事に進出し、領域を広げる女性たちもいます。もちろん女性に配慮した設備などは必要となりますが、「向いてない」と決めつけてしまうことは早計と言っても過言ではないでしょう。

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