業務の「困った」をスッキリ解決! 人事労務Q & A
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人事労務に関するご質問に、エン事務局がお答えします。

Q

退職につながりやすい?育休中の放置にご用心!

これから産休・育休に入る社員がいます。
本人から、復職がスムーズにできるよう休職中も情報共有など、
何かしら接点がほしいという要望がありました。

会社としても何かしたいと思いますが、現状そのような制度がないため
困っています。フォロー方法などについてアドバイスをいただけないでしょうか。

A

厚生労働省では、育児休業中の労働者に対するフォローアップとして
以下を実施のポイントとしています。

・休業中も連絡、相談の機会を確保すること
・人事部などの組織的対応だけでなく、職場仲間とのインフォーマルな
 交流の場を設けること
・職種によっては職場復帰プログラムを用意するなど、
 休業中の能力開発を検討すること

とくに、半年~1年の間、会社を離れていることは、
多くの休業をした社員にとって不安の種です。
会社から放置されていたことで、復帰の自信がなくなり、
退職の道を選ぶ女性社員が多いことが
調査によって判明しています。

不在の間に会社に起こったことや、動きを連絡しておくことや、
復帰後のイメージを醸成してもらうことは重要になります。


また、企業が取り組みやすく、実際に取り入れている方法として
以下があります。ご参考ください。

・人事担当や管理職から定期的な連絡を行なっている
・職場復帰にあたっての相談を行なっている
・今後の職務や働き方等に関する面談を行なっている
・会社の職務に関する情報を提供している

ただ、上記の「会社の職務に関する情報」に関して
機密度の高い情報や個人情報など会社の保有する情報を
個人のパソコンに送ることは、機密情報保護や
個人情報保護の観点から避けるべきでしょう。

なお、育児休業あけの勤務は原則として、
休業直前の部署・職務とされますが、ご本人の事情や
会社の都合により部署や職務の変更が行なわれる可能性もあります。

そのため、仕事と子育てが両立できるように、
変更後の教育訓練や指導、短時間勤務制度や
所定外労働免除等の制度の周知等、職場復帰直後の
フォローも大切となるでしょう。

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