業務の「困った」をスッキリ解決! 人事労務Q & A
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人事労務に関するご質問に、エン事務局がお答えします。

Q

サービス残業を撲滅したいです。何か良い手はないでしょうか?

社内の現場ではサービス残業が頻繁に行なわれています。企業としてキチンと残業代を支払う姿勢があるのですが、残業を申請しづらい環境のようです。何か良い打ち手はないでしょうか?

A

賃金不払い残業。所謂サービス残業は、
労働基準法に違反する、あってはならないものです。

サービス残業は、仰るように、職場が残業の申請を
しづらい風土や、労務管理が適切ではない企業に起きることが
多いようです。

以下、厚生労働省が発表した事例をご参考いただき、
現場で起きるサービス残業撲滅にお役立てください。

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<事例> 業種:製造業 従業員規模:約1,700人
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【サービス残業の状況】
会社は、出退勤時刻をIDカードにより把握し、始業・終業時刻は、
労働者が各自でパソコン入力することにより把握していたが、
IDカードとパソコンの記録に大幅な乖離が生じていた。

【監督署から会社へ事情聴取】
からの事情聴取の結果、
(1)150分以上の乖離の理由が「自己啓発」とされていたものの中に、
 労働時間として扱うべきものがあった
(2)会議の時間が残業として取り扱われていなかったことなどにより、
 残業手当の一部が不払となっていたことが確認された。

監督署は、確認した賃金不払残業について是正を勧告。
会社は、不払いとなっていた割増賃金を支払うとともに、
全労働者を対象にアンケート形式による実態調査を実施し、
残業申請できない雰囲気が職場にあることを把握した。

【解決策】
(1)正しい労働時間管理のあり方について管理者研修を実施
(2)全労働者のIDカードとパソコンの記録の乖離を人事部署が週1回確認する
(3)人事部署による抜き打ちパトロールを実施し、適正な残業申請を行えて
 いるか直接労働者から聴取
(4)人事部署直通の相談メール窓口を開設するなどの改善を図った

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[出典]「賃金不払残業の解消を図るために講ずべき措置等に関する指針」
以下にサービス残業の撲滅事例がありますので、詳細はご参照ください。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002lrsc-att/2r9852000002lsc5.pdf

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