『 とある企業様の成功事例レポート 』

今だからわかったことなのですが…
採用時に代表から伝えていることと、実際の仕事内容が合っていなかった…というのが原因だったようです。

思い返すと、初の新店舗オープン時に採用した人については、店舗が本社から近い場所だったため代表や私が店舗に顔を出すことが多かったのです。

コミュニケーションもとれましたし、代表が今後の事業について熱く語り始める…といった場面もありました（笑）目の前の仕事に取り組むことが、会社の期待や目標にとって大切なことであると実感する場になっていたのだと思います。

最近の採用については、新しい店舗が本社から遠くなったため、そういったことが少なくなっていました。また、最初に採用した人が順調に成長していたため、つい現場任せになりがちだったこともあります。

将来幹部になりうる人材を採用したいため、採用時は会社としての目標やビジョンを伝えていますが、入社後に関わるのは現場の仕事。代表と事業の話をすることも少ない。

中途入社者からすると、「イメージしていた仕事と違う…」「ずっとこの仕事をし続けるのか？」という疑問が生じやすかったのだと思います。意欲の高い人ほど離職してしまうという状況になっていました。

採用面談で伝える内容や、現場の人間に会社として目指すことを浸透させること等、改善点は色々あると思います。

ですが、まずは本人の入社前後の心境をきちんとおさえるようにすることが大事だと感じています。

このセミナーは、参加する中途入社者に「会社からの期待」と「目の前の仕事」の繋がりを考えてもらう内容になっているのが良いと思います。他のセミナーでは見かけない内容ですよね。

採用時に伝えたことを本人がどう受け取っているのか、実際に仕事をし始めてどう思っているか等、早い段階でわかれば、不満が大きくなる前に調整ができますからね。

セミナー後に中途入社者が書いたワークシートを報告いただけるのですが、そのレポートをしっかり書けていればモチベーションの高さを伺えますし、逆に書けていなければ、私や、時には代表からフォローをするようにしています。

その工夫もあって、昨年11月に採用した2人は、今も順調に頑張っています。1人は期待以上の成果も出していて…

やっと離職の悩みから抜け出せそうです。