採用面接は応募者と実際に会ってコミュニケーションをとることできる貴重な機会です。本人の印象や人柄を知り、これまでの経歴を確認して、採用に相応しい人材かどうか判断する大切な時間となります。
しかし、短い面接時間の中で応募者のすべてを把握し、採用後に会社に定着して期待通りの活躍をしてくれる人材かどうか見極めるのは非常に困難です。多くの採用担当者が、面接時には良い印象を持ったにもかかわらず、入社後に期待した成績が上げられなかったという失敗を経験されています。
採用活動において、書類の内容や面接の印象だけではわかりにくい本人の性格や価値観などの特性を把握し、本当に活躍できる人材かどうか見極めることが重要です。
今回は採用面接で応募者を見極めるための適性検査の活用法をご紹介します。
第24回
行動科学の考え方において、私たちは「ある状況下で取った行動は、その後同じような状況下で再び繰り返される」というものがあります。仕事においても同様で、同じような状況になった時、過去の経験した時と同じように考え、行動する傾向があります。
過去の実績や成果について、採用後にも同じように発揮できるエネルギー量を持っているかどうか。入社後の仕事におけるストレスに対して耐性があるかどうか。今後のキャリア観、仕事における価値観と照らしあわせて、スキルを活かせるかどうか。しっかりと確認することが重要です。
採用後にミスマッチがわかることは企業側だけでなく、応募者にとっても望ましくないことです。できる限り面接の時点で確認し、スキルや能力が高くても自社の風土や価値観とは合わないと判断した場合は、真摯に伝えることも必要です。
今回ご紹介した事例の他にも、書類選考や面接だけでは見極められなかった採用における課題に対して、3Eテストを活用して解決できた事例が多数ございます。テスト結果の面接への活用のご相談などありましたら、お気軽に担当営業、または3Eテスト事務局にご連絡ください。